茨城県高萩市内のスーパーで食料品などを万引したとして窃盗容疑で逮捕された男女の乗用車から1歳くらいの男児の遺体が発見された事件で、茨城県警高萩署は7日、司法解剖した結果、外因死の疑いがあると発表した。同署では男児が死亡した経緯や時期を調べている。

 同署によると、男児は病死や餓死の可能性は低く、外部からの力が加わったか環境の変化で死亡したとみられる。

 逮捕されたのは、福島県いわき市出身で住所不定、無職、浅沼喜美容疑者(42)と妻、真由美容疑者(37)。2人は昨年末から車内での生活を続けていたとみられ、普通乗用車の後部座席から男児の遺体が見つかった。

 これまでの調べによると、男児の遺体は死後数週間経っていたとみられる。2人といっしょにいた2歳の女児は保護されている。

 真由美容疑者は男児の遺体について「かわいい子供。捨てられなかった」などと供述、同署は保護責任者遺棄致死容疑などを視野に捜査を進めている。

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