向空の下で・kanata・ -36ページ目

ブログスキンが!!ヾ((*≧∀≦*))ノ゙

友達がブログのイラストを書いてくれましたLOVE



さっそくブログスキン変更っ!!どきx②



PCでしか見れないのがすっごい残念↓↓



なのでイラストUPしまっすこちら





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これ~好



Sチャンありがと~ハートぃっぱぃ

妊娠判明から死産までの記録20【陣痛の間】

13時がすぎたころ・・・




痛みがドンドン増してきた。




あ~・・・これや・・・・




太陽のときの陣痛を思い出した。



でもやっぱり二回目だからか余裕があった。



今、3分感覚・・・


まだまだやなー・・・。



痛みもこんなもんじゃない。



って思ってた。




そして旦那が戻ってきた。




入院準備の紙袋とオモチャが入った袋。



そして



棺に入れる花束をもって。



花束はすぐに看護婦さんが持っていってくれた。




旦那に買ってきたオモチャを見せてもらった。



新生児の赤ちゃん用のタオル布のクマさんの手遊びオモチャ。



すっごい可愛いのが二つ。



そのうちの一つを持たせてもらった。



その可愛いやわらかいオモチャを持ちながら陣痛を耐えることにした。




経産婦だからか・・・・



陣痛促進剤のせいなのか・・・




太陽のときとは全然違って、早いスピードで陣痛の感覚が短くなっていく。





ずっと旦那がついていてくれた。





花を買いに行ったとき、花屋の人に



「どぉいったお花ですか??」


って聞かれて、


「赤ちゃんの棺に・・・」


って、答えた瞬間に涙がでてしまって・・・



そしたら花屋のおばちゃんも泣き出して・・・



って、いう事があったらしい。




「俺、お前に涙見せる前に花屋のおばちゃんに見せてもたわー汗




って、言ってた。



まだ私の目の前では泣いてない旦那。



私もまだ泣いてなかった。





他に覚えてる会話は・・・





赤ちゃんがでてきたら・・・・



旦那は抱っこできない。



っていった。




悲しすぎて・・・ムリ。




って、そんな感じの事を言ってた。




でも私が



「もう二度と抱っこできないんやで。抱っこしてあげて。パパなんやから」



って言ったら、頷いたと思う。






本格的にドンドン痛みが増してきたころ・・・




隣で旦那が静かに泣いてた。



顔をかくしてて見えなかったけど。




その姿をみて、本当に申し訳なくって・・・




私のせいや・・・・。


私がもっと、胎動を気にかけてれば・・・


もっと私がしっかりしてれば・・・


私と結婚しなければ・・・・



こんな想いをさせずにすんだのに・・・・




そんな気持ちでいっぱいになって・・・



旦那に申し訳なくてしょうがなかった。







3時半すぎ・・・



もう痛みはピーク。



看護婦さんも3人ぐらい集まってきた。




手をずっと握ってくれてた看護婦さん。



「頑張って出してあげようね」



「痛いね。がんばろうね」



って、言葉をかけてくれた。





看護婦さんの目がすっごい悲しい目をしてた。






16時すぎ




痛すぎる・・・・




呼吸法はしっかりできてたと思う。





看護婦さんに支えられ、分娩室へ移動。




移動する途中に痛みが思いっきり襲ってきて・・・


歩けなくなって・・・




二回ぐらい立ち止まりながら分娩室へ。






もう少し・・・




もう少しで会える・・・。



そう思いながら分娩室に入った。

リアル赤ちゃん人形。

子供服屋サンによくおいてある、リアルな赤ちゃんの人形ってありますよね。




昨日子供服を見に行ってて、赤ちゃんの服を来たその人形がいたんだけど・・・



妹の子供がその赤ちゃんの人形をさわりたいみたいで、抱っこしてたんだけど



妹がその人形を抱っこしてみて



「ウワーキラキラすっごい小さいLOVEこんなんやったかなー好本物みたい!!抱っこしてみ~!!



と、その人形を渡してきました。




なんかちゃんと抱っこすることもできなくって、



新生児の赤ちゃんの抱っこの仕方ができなくて・・・




手の上にポンポーンって感じでのせて



「はいっ苦笑




って、すぐ渡してしまいました涙




ほんとリアル・・・




人形なのに・・・



ちょっとパニックになってしまいました↓↓




あとで、




なんで私に抱かせたんやろう・・メソウサ泣



って思ってしまったんだけど・・・







でもまわりから見たら大丈夫なようにみえるんだろうな。



もうあれから10ヶ月たってて・・・・



妊娠もしてて・・・



私も、もし反対の立場だったら、




もう大丈夫だろう




って勝手におもってると思う。





無事に赤ちゃんが産まれたら・・・




大丈夫



になるものなのかな??





向空と重ねてしまうのかな。




私の中では向空はいつまでも新生児の記憶しかないし・・・。






昨日はテンパってしまったけど、出生体重のクマさんとかは欲しいな・・って思ってるんだけどね。



向空の重さをいつでも感じたいから・・・。






妊娠判明から死産までの記録⑲【旦那の涙】

朝9時から陣痛室へ移動。




陣痛促進剤開始。



看護婦さんに



「今日中に産まれますよ」


って言われた。



旦那は自宅へ入院セットや向空の棺にいれるものなどを取りに帰ってもらった。





10時 




まだなんか出産の自覚がでてこない。





まだあんまり信用できてなかったのかも。



テレビをつけていてくれてたから、痛みもまだチクチク程度だったので普通にテレビを見てた。





11時すぎ



旦那から電話があった。




家に着いたみたい。




入院準備をしている紙袋が間違ってないか聞いてきた。






旦那の様子がおかしい・・・。





泣いてる??




すっごいビックリした。




一緒に住んで8年・・・



泣いてるところをみたことがない、旦那が泣いてる。





「どうしたん???」



って聞いたら




「イヤ・・・ちゃんと準備してたんやな・・・って・・・」



って鼻をすすりながら言った。




家に戻って旦那も気が緩んだのかな・・・。



入院準備とかベビーベットとか、太陽のときの新生児の服とか・・・・



自宅には赤ちゃんを迎える準備がでてきたもんね・・・。




「大丈夫??」



「大丈夫・・・・用意するわな・・・・また電話する」




そういって電話をいったん切った。





また少ししたら電話が鳴った。




赤ちゃんの棺に入れる写真のことで。



この間にいったお花見 で太陽がとってくれた写真をいれることにした。


パパとママとお腹にいる赤ちゃん。


太陽が撮ってくれた三人の初めての写真。



まさかあのお花見の写真がこんな形で印刷することになるなんて・・・。




あと私のお腹が大きい1人で写ってる写真。




これから棺にいれるオモチャとかを買いにいって戻ってくるといって、電話を切った。


妊娠判明から死産までの記録⑱【出産がこわい】

バルーンを入れて、部屋に戻ってきた。



すっごい気持ち悪い。


歩きにくい・・・。



部屋で旦那が待ってた。





この日の記憶がこれからほとんどなくって・・・




旦那にこの日の事を聞いてみたら




旦那が仕事の途中で抜けてきたので、少し仕事を片付けるためまた仕事にもどっていった。らしい。




覚えてないな・・・。



確か友達に電話した。



この日に一緒にUSJにいくはずだった友達に。




事情は先に説明してたけど、ゆっくり話すのは初めて。




電話の向こうで友達が暗かったから、なんか私が元気に話してたような気がする。



何人かの友達にメールで連絡した。



何も知らずにたまたま連絡があった友達が2人もいた。





虫の知らせ



ってやつなのかな。




明日の出産がすごく怖かった。




自分がかわってしまうんじゃないか・・・




それがすっごい怖かった。




出産が怖くてしょうがなかった。





人生が明日全てかわってしまう感じがした。





とにかく怖かった。







気持ちを落ち着かせるために、太陽の声をきくために妹に電話したりしてた。





元気ですっごい楽しそうな太陽の声が電話の向こうから聞こえてきて・・・・



気持ちが少しだけ楽になったような気がした。





でもまたすぐに不安はやってきて。。。






旦那が戻ってきた記憶とかない・・・。




でも病室に一緒に泊まってくれたのはなんとなく覚えてる。




夜は睡眠薬がでてて、飲んだらすぐに寝てしまったみたい。








次の日・・・



目が覚めて、天井をみて




夢じゃなかったんだ・・・




って思った。





こういうイヤなことは大体いつも夢で・・・




目が覚めて・・・ホッとして・・・




いつもの日常で・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





違うんだ・・・・夢じゃない・・・・




呆然としてた。




現実なんだ・・・って受け入れたくなかった。




とにかくショックだった。




あの天井をみたときの気持ちは・・・今でも忘れれない。