本来の目的は「いい物を作るため」の筈。
4/26・水
朝から雨、少し冷え。
この間までの暑さが嘘みたい。
寒暖差大きくって体調が心配。
もうすぐ連休なのに…
本題
本日、「あの厄介なモデル」の「量産審議会議」を開催。
どうにかこうにかここまで漕ぎつけた。
本当に面倒くさいモデルだった。
回路がメチャクチャ電気を食い、電気チームの想像斜め上を行く発熱量。
そのアオリで当初予定していた冷却構造で追いつけず。
冷却システムを過剰スペック品に交換。
それに伴って、内部構造も大幅変更。
試作を何度やり直したか?
なんか10年前、今の会社に入ったばかり、初めての仕事の時を思い出した。
あの時はまだ「この会社製品」の設計ノウハウ・蓄積が無かったので、初期試作段階で色々と不具合発生。
3回くらい試作をやり直したっけ。
おまけに電気的不具合の対策にも対応し、開発日程が大幅に遅延したよな…
これって「10面前を思い出せ」「初心に戻れ」「新しい技術を学べ」ということ?
で、本日の会議。
何点か課題は出たが、量産先行機へのフェーズ移行決定。
ようやくひと段落…
ストレスがメッチャ溜まったけどね。
勿論、課題に対応するため、量産用に改善設計が必要。
まだまだ大変だけど、それでも連休前に厄介事が終わった…
憂いなく休める。
まずはビールを飲もう。
しかし最近思う。
「審査会議」、「イジメ」に近くなった気がする。
特に生産部隊の意見が「とにかく粗探ししてやる」と言う感じ。
以前、生産の後輩からのメールで
「別に私はイジメ、意地悪をしているわけではない。いい物を作りたいから言っている、誤解しないで。」
とあったけど、とてもそう感じられない。
または「悪意なき」「善意」での粗探しなら、これはこれでタチが悪い。
だって言うだけ言って、自分は何も代案を出さない、考えない。
文句を言うだけだもん。
ホント、凹むよ。
実際、この2~3年、ホントにこの審査会議が憂鬱。
「また何か言われるでは?」
と考え心配になり胃が痛くなってしまう。
で、先日日本工業新聞社主催セミナーでこんなのがあった。
『設計審査は怖くない!理論に裏付けられた「形状設計法」』
その紹介文に
「設計審査が上司・先輩による「イジメの会」と化している所もあるらしく、
設計審査が怖い、嫌と、言っている設計者の声も聞こえます。」
やっぱりね…
俺だけじゃなかった。
どこの会社も本来の目的を忘れ「イジメ」「パワハラ」になってない?
今日の夕食。
食材配送センター「ホルスタインクラブ」から
「押し麦入りミネストローネ」が届いたので、今夜はこれ。
添え物に「カブとササミのサラダ」とレタス。
しかしコタロウ、お前本当によく食うな。
思春期に太り過ぎないよう注意だけはしとけよ。