TBS系列の「サンデーモーニング」が始まった。
「原因は?海自艦と漁船衝突事故」という題であった。
大型船の吸引作用についてコメンテーターが話をした部分は、多少評価できるがこれも不十分の域を出ていない。
また、ナレーションの中で「・・・どちらに回避義務があったのか分かっていない・・・」というような説明がされた。他にもコメンテーターや司会者の発言の中に不適切な発言が多々あった。
私の前の日記を読んでいただければ誰でも分かるし、私の日記なんぞ読まなくても、航海士免許や小型船舶免許を持つ方なら誰でも分かる。海上衝突予防法を始め海事法令に定められているとおりである。
回避義務は、輸送艦おおすみを右にしていた釣り船側に回避義務がある。
釣り船が安全確認を怠らず、早めの回避行動を行っていれば、衝突は避けられたに違いない。
2名の命が失われた惨事になってしまったが、これとて救命胴衣を着けていたら助かったのではないのか。救命胴衣は飾りではない。文字どおり「命綱」である。海上では着用が義務付けされている。
なぜ、法的な部分の回避義務を何も説明しないのだろうか?放送局が法律も調べずに報道番組を作るとは考えられない。法律を調べた上で、番組制作者の意向に違って都合が悪いから、故意に法的部分を隠して、番組を作ったのだと思う。
他の報道で明らかになっていることは、
輸送艦おおすみのインターネット上に公開された船舶自動識別装置(AIS)の情報
釣り船は救命胴衣を定員分搭載ながらも、当日は誰も着用していなかったこと
短音5回を聞いた近くの住民 (釣り船乗員の証言は二転三転)
他に真偽のほどは分からないが、2チャンネルでは
釣り船は遊漁船としての登録がないとか (事実であれば違法)
釣り船のテロ行為 (これはデマだと思いたい)
という話も出ている。
さて、この番組の司会者は、過去の自衛隊の関わった海難事故についても無責任極まりない発言をしているほか、過去にも度々問題発言を起こしているようだ。
このような番組を報道する局を世間では、マスゴミ(「コ」に濁点がついている)と呼ぶようだ。TBSという放送局がそうなっているとは思わないが、番組制作者が浅慮若しくは稚拙なのか、特殊な思想の持ち主なのか不明であるが、放送局としてこのような番組制作者を放置することは、視聴者にとって害であることはもちろん、スポンサーを必要とする民間放送局にとって好ましいものではない。
民間放送局といえども報道番組であるなら、歪曲や捏造は排除して、事実を伝えることに努め、知性の感じられるものにしてもらいたいものである。




