こんにちは。V-SYSTEMです。

今日は5月19日、

旧大阪市営地下鉄、現大阪メトロの

御堂筋線が開業した日です。

1933年のことです。

当時は梅田―心斎橋間を走っていました。

それが今や、南は中百舌鳥、

北は江坂から北大阪急行に入って

箕面萱野まで延伸ですよ。

人の営みと言うのはすごいものですね。

 

 

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【御質問いただだきました】

さて、本日はブログをご覧の方から

御質問をいただきました。

 

まずはいつも閲覧いただきまして、

厚く御礼申し上げます。

また、御質問くださいまして、

重ねて御礼申し上げます。

 

早速御質問の向きにお答えしたいと思います。

 

 

【質問内容】

それでは御質問の内容を

簡単に紹介いたします。

 

① ただいまお子様は中学三年生

② 大学は大阪大学法学部を志望

③ 大阪府立高校文理学科に進学するか、

  私立高校に進学するかで迷っている

④ 文理学科は進度がはやいとはいえ、

  私立高校の方が学習量が多いことは

  理解している

⑤ そうはいっても大阪であれば

  旧帝国大学に進学するには文理学科も

  有力候補のはず

⑥ どちらが近道なのか、お考えを聞きたい

 

こちらにつきまして、これから私見を

述べてまいります。

 

 

【大阪大学法学部へのルート】

まず、思考をまとめるために

状況を整理してみましょう。

 

① 文理学科ルート

文理学科から大阪大学へのルートは、

文理学科であればどの学校からでも

開かれていると言ってよいでしょう。

 

もちろん学校によって阪大合格者数の

多い学校、少ない学校があります。

一般論としては、阪大以上の大学の

合格者数が多い学校をお勧めいたします。

 

② 私立高校ルート

大阪大学となると、結構な難易度になります。

従って私立高校を選ぶ場合、現実的に

大阪大学への進学を狙える高校を

あらかじめ選択しておくことを

強くお勧めします。

 

開明、清風、常翔などの進学コースであれば、

コース上位者は現役で阪大合格が狙えます。

それ以上の高校、例えば洛南、東大寺学園、

西大和、大阪星光学院、灘であれば、

可能性はもっと上がります。

 

 

【文理学科の傾向】

府立高校文理学科の利点は、

学習に偏らず全人的教育を受けられることに

あります。

部活動や行事も盛んですし、

基本的に共学です。

 

ただ、難関大に進学する学生たちは

たいてい何らかの学習サービスを利用しています。

学校任せにしていても大学受験準備が整うことは

ありません。

これは私立高校の学生でも同様です。

 

 

【私立高校の傾向】

私立高校の進学コースは、

学校により二通りに分かれます。

 

① 徹底した進学指導

いわゆる管理型の私立に多く見られます。

授業時間が長く、課題も多いのが特徴です。

代表格は西大和ですが、

大阪桐蔭もかなり学生への締め付けが

厳しいイメージがあります。

開明高校も同様です。

 

② 比較的自由

灘、東大寺、大阪星光学院は

この流れを汲みます。

放課後の時間が比較的長く、

自由度が高い印象です。

もっとも、多くの学生がどこかの

塾・予備校に通っています。

 

 

【お子様の特性と育成の指針】

進学先について考える場合、大切なのは

お子様の特性です。

 

お子様が周囲からの影響を

どの程度受けるかによっても

学校の選択は変わってきます。

 

また、塾や予備校を併用するかどうかによっても、

周囲の影響が変化しますね。

 

さらに、社交性や体育といったことへの

取り組みをどの程度考慮するのかでも

選択は変わります。

一般に、大学は社交や運動系のサークル活動が

盛んですし、

社会に出ればこれらはますます重要です。

こうした点から見た場合、

さまざまな経験を積むことのできる

文理学科は私立高校よりおすすめです。

 

一方、学業に専念したいのであれば、

勉強以外の余計なものを排除した

私立高校は、好ましい選択肢となるでしょう。

 

 

【本命と保険】

文理学科と私立、どちらを本命校にするにしても、

ただ一つしか学校を受けないというのは

かなりリスキーですし、そんな方はおられないと

思います。

 

従って、合格を確保できそうな学校を一つ

受験することになるでしょう。

 

その場合、私立でチャレンジして文理学科を

保険にするパターンは比較的レアケースです。

理由は簡単で、文理学科を保険にするほどの

私立高校は数が限定されてしまうからです。

併願した場合でも、余程の進学校でもない限り、

両方合格すれば文理学科に進学するのでは

ないでしょうか。

 

そういうわけで、文理学科が本命、私立が保険

という立ち位置にどうしてもなってしまいがちです。

そうでない場合は、どちらも全力で行くことに

なります。つまり不合格のリスクを冒して

受験することになります。

 

 

【私立最難関高校を受験するなら】

私立の難関校、例えば西大和や洛南を併願する場合、

理科などの教科についてもしっかり準備する

必要があります。

府立高校入試の理社は大変やさしいのに対し、

私立高校の理科(と社会)は、かなり難しい点を

考慮しておきましょう。

 

灘は別格としても、、洛南、西大和など、私立最難関高校を

受験する場合、特別な準備が必要であると思って

準備に当たりましょう。

 

 

【文理学科本命の場合の併願校】

文理学科を本命とする場合、滑り止めとしては、

清風、清風南海、開明、桃山学院などの高校が

妥当かと思います。

ただ、高校入学から阪大に行く場合、入ってからも

相当努力することを念頭に置いておきましょう。

もっとも、どこの高校に入っても

おなじことではありますね。

 

 

【求められる学力】

もっとも欲張りな選択肢としては、

文理学科も難関私立高校もどちらも

ものにするだけの学力を養っておく

というものです。

 

その場合、目標とする文理学科は

北野、天王寺、茨木あたりとなるでしょう。

私立は西大和、洛南あたりを想定しておいては

いかがでしょうか。

 

私立の難易度が高すぎると思われる場合は、

桃山学院の進学コース、清風高校の理IIIコース

などが次のターゲットとなるでしょう。

 

 

【高校に入ってからの生活】

別の場所でも書きましたが、

高校に入ると学習内容の難易度が

一気に上がります。

中学で通用したやり方は高校では通用しません。

 

また、高校は公立私立を問わず、集団授業です。

お子様一人一人の特性に合わせた指導は

もちろんございません。

 

結局、学校は場を提供するだけであり、

受験準備は自分自身で進めていく必要があるという

現実があります。

 

 

【結論】

以上、長文を連ねてまいりました。

結論に行く前に整理しておきます。

① 阪大合格に近い私立は難しすぎるし、

  そもそも京大以上にフォーカスを置いている

② 府立高校文理学科から阪大に行くには、

  上位校でなければ安心はできない

  (行けないわけではない)

 

こうしたことから、阪大進学には文理学科が

結果として近道だろうという結論になります。

ただ、これは積極的な意味合いと言うよりは、

過去の進学データが大きくものを言っています。

 

結局どこの学校に行っても、御自身でしっかり

準備をしてこそ志望校進学があるという事実は、

良く御理解いただいているかと思います。

 

個人的には自由時間の取りやすい文理学科に

好感が持てますが、管理型のスタイルをお求め

の場合は、私立も十分魅力的です。

 

むしろ公立・私立共に選択肢があるとお考え

いただければよいのではないかと思います。

どちらか一方への進学がかなえば、

順調な進学準備への道筋が確保できる

ということですから。

 

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