こんにちは。V-SYSTEMです。

本日の関西はやや曇り気味です。

昨日に引き続いて黄砂が舞っています。

空も心なしか黄色味を帯びて見えるから不思議ですね。

 

ちょっと予備校らしく、勉強法・進路の無料相談を始めました。

 

勉強法・進路の御相談はこちら

 

皆さん一人一人の困りごとは、

実は大勢の方が悩んでいることが結構あります。

ここを見ていただける方々と

困ったこととその対処法を共有できれば

とてもうれしいです。

 

さて、大阪府立高校文理学科の学生と保護者様へ向けたお話しも、

今日で6回目となります。

 

努力が報われて入学の喜びにひたっている方にも、

「受験準備に向けて頑張ろう」と思っている方にも、

「こんなはずではなかった」と苦い思いをお持ちの方にも、

このシリーズがお役に立てばと思います。

 

保護者の皆さんにも、お子様が成績不振な場合、

想像以上に困った事情があることを知っていただければ幸いです。

 

【難関大学受験に必要とされる学習の質量は別次元】

京大や阪大、医学部に合格しようと思いますと、

どうしても各教科の質的・量的学習が欠かせません。

 

そんなことはわかっていると思われるかもしれませんが、

この当たり前のことから始める必要があります。

 

 

【中学の学習:反復でもなんとかなってしまう】

なぜかといえば、特に高校に入りたての方々には、

中学校の勉強も高校の勉強も、
はじめのうちは区別がつかないだろうからです。

ひょっとしたら、

「厳しい受験勉強をくぐりぬけた自分たちには、

高校の勉強など朝飯前だ」

くらいに思っている人もいるかもしれませんね。

・・・本当にいるのでしょうか。

 

さて、中学の勉強です。

大阪府立高校文理学科の学生の皆さんは、

よほどのことがない限り公立中学校の御出身です。

 

したがって普段の学習は

公立中学校の授業がベースになります。

 

また、中学時代に通われていた塾は、たいていの場合馬渕か

文理学科用の進学塾でしょう。

こうした進学塾で扱う問題は、

確かに公立中学校で扱う問題よりは難問です。

特に最難関の中高一貫校を受験する場合には、

大変な難問を解くことになります。

しかしこのような難問を中学三年間で取り組んだ方は、

恐らく少数派です。

 

文理学科の入試は大変は大変なのですが、

そこまで中学校の内容を大きく逸脱したものではありません。

各教科の理解も、そこまで奥深いものでなくとも何とかなります。

これは特に理科において顕著です。

理科は社会とともにB問題であり、
英数国のようにC問題が存在しないため、

かなりやさしめに作問されています。

 

中学の勉強は、あまり理解が行き届いていなくとも、

なんとなくわかっていれば、

あとは反復で無理がきいてしまいやすい、

そんなところがあります。

別の言い方をすると、

「なぜそうなるのか」という

理論的な理解が欠けていてもどうにかなりやすいのです。

 

 

【高校の学習】

高校の勉強は、そうはいきません。

一見するとやさしそうに見えますし、

中学よりも理路整然としているため、

わかりやすく見えることもあるでしょう。

 

しかし高校の各科目の勉強では、

要求される質も量も全く違います。

 

「なんとなくわかった」は

高校の勉強では多くの場合、致命的な誤りにつながります。

 

理論的にしっかり理解できることに加え、

自分自身でその考え方を十分に使いこなせ、

さらにしっかり得点できること、

この「わかる」「解ける」「点になる」の各段階で

要求される水準が、高校では高く設定されているのです。

 

 

【高校での学習になじめない生徒たち】

高校では、中学までとはまた違った、

新しい高度な内容を手際よく学び、復習する必要があります。

目の前に出てくるものをただ淡々とこなしているだけでは

ダメな場合があります。

ところが自分の特性を把握できず、

復習をおろそかにした結果、

学校の進度から取り残されてしまう学生が毎年大量に生まれています。

 

「中学でうまくいっていたやり方だから、高校でもうまくいく」

とは限りません。

 

これに気づくのが遅れたため、

また気づいてもどうすればいいかわからないため、

学業不振に苦しむ学生のなんと多いことか。

 

V-SYSTEMの教室は大手前高校の近くにありますので、

必然的に大手前高校の生徒の方々を毎年お預かりしていますが、

見たところ全生徒の3分の2は、

十分にカリキュラムを消化しきれていないのではないかと

思います。

 

2014~2024年 累計進学実績

国公立大学医学部医学科

大学名

人数

三重大学

3

東京大学

1

岐阜大学

1

大阪大学

2

福井大学

1

名古屋大学

1

岡山大学

1

京都府立医科大学

1

北海道大学

1

奈良県立医科大学

1

徳島大学

1

和歌山県立医科大学

1

山梨大学

1

滋賀医科大学

1

香川大学

1

合計

22

 

私立大学医学部医学科

大学名

人数

大学名

人数

大阪医科薬科大学

8

愛知医科大学

1

関西医科大学

3

埼玉医科大学

1

近畿大学

1

金沢医科大学

1

兵庫医科大学

3

合計

18

 

国公立大学(医学部含む)

大学名

合格者数

東京大学

5(文科I類1、理科I類2、理科II類1、理科III類1)

京都大学

13(法1 経済5 文1 工5 理1)

大阪大学

13(法2、外国語3、基礎工2、医2、工4)

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