Pythonでの開発にVisual Studioを使おう | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

今、使えるようになっておきたいプログラミング言語のNo.1はやはりPythonだと思います。
Pythonはなんといっても、AIや機械学習などの分野において、おそらく95%以上のシェアがあると思われます。

そんなPythonの開発環境をWindows上に持つならば、メジャーなのはAnacondaという無料パッケージに含まれている、Spyderと呼ばれる統合開発環境か、もしくはインタラクティブに実験感覚でPythonを使えるJupter Notebookと呼ばれるWebベースの環境が有名だと思います。

実際、人気の高い機械学習・ディープラーニング系のプログラミングの本を見ると、ほとんどが上記のSpyderかJupter Notebookを使った解説がされています。

もちろん、上記の環境の完成度は高く、また、「PythonをやるならまずAnacondaをインストール」というのがデファクトスタンダードとなっていると思いますので、Anacondaのインストール直後に使える上記の環境は魅力的だと思います。

<Spyderの統合環境画面>


しかし。
Windows上でプログラミングといえばVisual Studio」 - こちらもデファクトスタンダードとしてやってきたのではないかと思います。

なんといっても、Visual Studioであれば20年もの歳月をかけて煮詰められてきた強力なデバッガが使用できて、そして強力なインテリセンス(入力補完)が使える便利なエディタがありますので、特にこれまでVisual Studioを使い続けてきたユーザーにとっては、新しい統合環境を使うよりも慣れた環境を使いたいものではないかと思います。

ちなみに、昔は高価だったProfessional版のVisual Studioですが、今ではCommunity EditionというProと同等の機能を持ったEditionが、個人利用や学習目的での使用であれば無料で使用可能です。
さらにCommunity Editionは、営利目的であっても、個人開発者やPC 台数 250 台未満かつ年商 1 億円未満の企業や団体であれば使用が可能ということですので(詳細についてはこちらをご参照ください)、かなり多くのユーザーが無料でPro相当のVisual Studioを使えると思います。


さらに、今回使ってみて納得しましたが、Visual Studio 2017はPythonでの開発に関して非常に柔軟にできていると思います。
特に、Pythonを使い始めて混乱する一つの要因として複数のバージョンが出回っているため、Anacondaに含まれていたPythonの環境と、Pythonインタプリタ単体でインストールした環境とがごちゃごちゃになってわけがわからなくなることがあると思われますが(自分だけかも知れませんが。。。)、Visual Studio経由ですと、それらの複数のバージョンをきれいに管理できるのです。

インストールも非常に簡単です。
Visual StudioをインストールしてからAnaconda(Pythonのパッケージ)を別途インストールする、といったことは必要なく、Visual Studioのインストーラーの中でAnacondaにチェックを入れてインストール(もしくは更新)をするだけで準備は整います。
なお、この方法でAnacondaをインストールしておいて、実はVisual Studioを使わずにAnacondaに入っている統合環境Spyderだけを使う・・といったことも、意味があるかどうかはともかくとして できます。



インストール後、Pythonの環境を確認・調整するには「Python環境」のサブウインドウを表示させて行います。
「Python環境」を表示させるには、メニューの表示ー>その他のウインドウー>Python環境を選択します。




ここで、もしも複数のバージョンのPythonがインストールされているのであれば、それぞれ別々に設定したり、どれか一つを既定の環境にしたりすることが可能です。

それでは、Pythonらしさを楽しむために、数学系のライブラリを使って、2次関数のグラフを4行で書いてみます。
対話型ウインドウを開く」をクリックし、その中で直接以下のようなコードを入力します。

from matplotlib import pyplot
x=[n/10.0 for n in range(-5,6)]
y=[n*n for n in x]
pyplot.plot(x,y)

たったこれだけで、以下のような、中学の数学の授業を思い出してしまいそうな(?)グラフが描かれます。




なお、コードの中でやっていることはとても単純で、一行目でライブラリから必要な部分をインポートし、2行目で変数xの範囲を決め、3行目でy=xの2乗 を宣言し、4行目でxとyのグラフを描画する、ということになります。

上記のことはAnacondaに付属のツールだけでも同じことができるのですが、Visual Studioであれば、コード入力の際に以下ような形でインテリセンスが表示され、入力を助けてくれます。




ただ、そのインテリセンスについてくるコメントが日本語化されてないんですね。。ここはちょっと思うところがありますが、まあ無いよりはいいと思います。




いずれにしても、このようにして手慣れたVisual Studioを使ってPythonの開発が効率よくできることは喜ばしいことだと思います。

以下の本は、Anacondaの環境で動作させることを前提に書かれておりますが、上記のVisual Studioの環境でやってみたいと思います。