ドカベンドリームトーナメント編 29巻 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

正直に言えば、このドカベンの最終決戦、東京スーパースターズ vs 京都ウォーリアーズ戦は、前巻の28巻までですでにマンネリ化が始まっているような気がしていまました。

というのも、すでに謎みたいな話はなく(例えば剛球仮面の正体など)、また、両軍最初からほぼベストメンバー先発させており(里中選手がまだ登板していませんが、100%終盤に登場するはずです)、あまり驚きのないまま、想像の域を越えない試合が進んでいるように思えたからです。




しかし、この29巻は、かなり楽しく読めました。
同点で迎えた4回表、無死満塁、ノーストライクボールスリーというどんな投手でも逃げ出したくなるような最悪の状況の中、これまで打たれながらも力投してきた緒方投手が、指の怪我で投げられなくなってしまったという場面があり、さすがにどうなるのかドキドキしました。

ここで満を持して里中選手の登板・・だったら物語としてはつまらなかったのですが、(もっとも、まだ4回ですのでいくら里中選手は絶対に使うとしても、中2日ですので、回が早すぎるため出さないだろうという見解はありましたが。。)ここで意外な選手の登板となりました。

登板したのは、サードを守っていた岩鬼選手でした。

岩鬼選手の登板は、実は高校時代は結構珍しくなく、しかも高校三年の夏の甲子園大会の準決勝、青田高校との延長18回再試合という名勝負にて、2試合目の先発は岩鬼選手でした。

もっともそれは部員にも限りのある高校時代だから実現されたことであって、プロに入ってからは、さすがに岩鬼選手が投手として登板するという機会はなかったと思いますが、ここへきてとうとうプロのマウンドに立つこととなった、という状況だと思います。

内野手ながら、球界ナンバー1の強肩 - というのが岩鬼選手だと思いますので、今本気で全力投球したら何キロ出るのか、興味はあったところです。
ただ、それにしても、一球目からいきなり163キロは、いくらなんでも無理があるような気がしました(笑)

また、岩鬼選手が4回表を1失点に抑えて、いきなり4回裏は1番からの攻撃ということで岩鬼選手の打席となり、あの中西投手のMAX163キロを打ってソロホームランとし、同点とするのですが、いくらなんでも岩鬼選手の活躍に依存しすぎな気もしました。

ただ、そのソロホームランについては、4回表の守備と密接に絡んでいるため、単純に岩鬼選手に活躍させたかった、という意図ではなかったのかも知れませんし、しかも、29巻の終わりで岩鬼選手がもしかしたらこの試合の残り出場できない可能性があることがほのめかされ、もしもこの後岩鬼選手はベンチ、ということであれば4回までにこのくらい活躍しておかないと、バランスが悪いかも知れません。


ところでこの試合ですが、当初の予想を覆して乱打戦といえる状況になっています。
中西投手が先発投手ということで、1点争いの緊張感ある試合になると思われましたが、4回時点で5対5という、9回までに2桁得点も考えられる打撃戦となっています。

もっとも、この展開は良いと思います。
勝っていても負けていても、野球の試合というのは点が入らないと盛り上がらないからです。
失点を抑えるのは野球の基本ではありますが、やはり抜きつ抜かれつのシーソーゲームは面白いと思います。


最後にもう一点、指摘したいポイントがあります。
それは、山田太郎選手のじっちゃんとは結局何者なのか、ということです。
今回も「土井垣君、いい采配だ。ワシが監督でも同じ起用をするぞ」みたいなことを言うシーンがあるのですが、これはかつて大監督だった人のセリフではないでしょうか。

これはドカベン連載始まった当初からの謎なのですが、じっちゃんの野球知識、センス、そして洞察力・・どこをとっても単なる野球ファン、野球部所属の孫を持つじいさんのレベルではないと思います。

古い話で恐縮ですが、高校2年の夏の大会(コミック35巻だと思います)、白新高校不知火選手が「ハエの止まる超スローボール」で明訓高校の前に立ちはだかったときも、TVごしながら、不知火選手が、投げる瞬間に剛速球と超スローボールとを投げ分けることができていることを見抜いており、「今日はどうやら明訓高校が初めて負ける日じゃ」などとつぶやいていました。
・・似たようなことは、数えきれないほどありました。

ドカベンシリーズの最後までに、いつかきっと、じっちゃんの正体がわかるときが来ると思っていましたが、ここまできたらもうその機会もなさそうです。

とりあえずこの試合、続きが気になるところです。