先日、とうとううちの子が卒園式を迎え、5年間に渡る保育園生活の締めくくりをしました。
正直に言えば、5年前、初めて保育園に通い始めたころは、心の奥底に「保育園とのやりとりは、母親の仕事」という意識がありました。
それは単純に、自分が保育園児だった頃の経験からそのように認識していました。
当時は、ただの一度も父親が保育園に来てくれたことはなく、卒園式も母と二人で参加し、また、それは他の子たちも同じでした。
なので保育園とは父親のこない場所だと思っていました。
もちろん、うちの父親を責めるつもりは全くなく、当時はそういう時代だったと思いますし、また、タクシーの運転手をしていた父は、なかなか普通の人が休日である日に休むことができなかったという事情もありました。
また、自分はそもそも「幼児と向き合うのが苦手」でした。
兄弟がいなかったということもあって、甥っ子、姪っ子に相当する子はいませんでしたし、高卒後から地元を離れて今に至っているため親戚付き合いも薄く、また都内の一人暮らしで「近所の子供とかかわる」ということはあまり起こることでもなく、気が付けば「幼児と向き合うのが苦手」な大人になっていました。
・・しかし、いつの間にか、自分は子供の送り迎えのために保育園に行くのが楽しみになっていました。
もちろん、駄々をこねたり時には嫌がったりする子をしっかり送るのは簡単なことではありませんでしたが、そのこととは別に、保育園という世界は、夢とエネルギーに満ちた、活気ある空間で、素晴らしいと思うようになりました。
さらに、いつしか、同じクラスの子供たちに会うことが楽しみになっていました。
子供は、余計な偏見なくまっすぐに向き合ってくれますから、自分のような、特に関わることによる利益がないオッサンにも、ちゃんと対応してくれます。
しかもこの2年間、ほぼ同じメンバーで12人で同じクラスでやってきましたから、我々の結束力をより深める形となりました。
だから、先日の卒園式を迎えるのが、嫌でした。
これで最後だと思うと、年甲斐もなく号泣しそうでした。
たぶん、スピーチをする機会を与えられたならば、途中で涙をこらえきれなくなって、最後まで話しきれなかったと思います。
しかし、幸か不幸か、今回は各親にスピーチを振られることはなく、淡々と式を見たり裏役をさせていただきながら、あっという間に終わってしまいました。
でも考えてみれば、親のスピーチなんて、主役である子供達には響かないでしょうし(笑)、実際、うちの子は帰宅後「今日の卒園式は楽しかったー」と言っていたので、これでよかったのだと思います。
保育園卒業に関してぜひ書きたいことはまだまだあるので、後日また投稿したいと思います。