実は、今回のStar Wars ローグ・ワン は、映画館で観なくてもいいかな、と思っていました。
というのも最初に聞いたこのコンセプトは「もう一つの Star Wars」ということで、本編のストーリー展開とは直接関係ない、別の話だと思っていたからです。
しかし、それはとんでもない誤解でした。
これはもう、欠かすことのできないメインストーリーの一部です。
というか、下手をすればエピソード1・2・3以上に、エピソード4とつながっている話だと思います。
もちろん、エピソード1・2・3は、ダースベイダーの誕生を描いた話ですので、これなくしてエピソード4もあり得ないのですが、「話がつながっている」という観点では今回のローグ・ワンの方がはるかにつながっていると思います。
エピソード4の始まりは、レイア姫達が脱出しているところにダースベイダー達が追いつき、攻め込んでくるところから始まるわけですが、今回のローグ・ワンは、その直前の瞬間までを描いていますので、本当に直結しています。
ローグ・ワンを見る数日前に、自分はエピソード4を見直してから行ったのですが、それは大正解でした。
これからローグ・ワンを見られる方には、ぜひ事前にエピソード4を見直されることをお勧めしたいです。
最初の10分だけでも見直しておくと、すべてがつながった気分になれると思います。
自分の場合さらにローグ・ワンを見て帰宅した後、またエピソード4を見てしまいました。
多分、ローグ・ワンを見た興奮が冷めやまない人の多くは、似たような行動をとったのではないでしょうか。
そもそも、エピソード4の始まりは、ちょっと急展開過ぎる始まり方でした。
エピソード4の映画の冒頭で、立体的に流れてい行くテロップの中で、現在帝国軍が優位であること、そんな中初めて反乱軍が勝利したこと、その中で帝国軍の超巨大兵器・デス・スターの設計図を奪うことに成功したこと、その設計図をレイア姫が持って、逃げている途中であること、までが紹介されます。
しかし、そんな複雑な展開が、わずか1分程度のテロップで流されるだけで終わってしまい、いきなりレイア姫の乗っている宇宙船が襲われるところから始まるのですから、かなり強引だったと思います。
しかし、今回のローグ・ワンは、要するに上記のテロップで流されていたストーリーを映画化したものと言える内容ですので、これはもう、エピソード4の一部というか、エピソード4.5というか、4.9といってもいいのではないかと思います。
また、「子供だましのアクションSF映画」という酷評をされてしまうこともあったエピソード4ですが、今回のローグ・ワンの中で語られる背景・根拠により、そういった評価も変わるか可能性があると思います。
というのも、子供だましと言われてしまった理由の一つが、帝国軍の総力を結集して作った巨大兵器・デススターが、その一部分を主人公の戦闘機から攻撃されただけで、全部大爆発してしまったのですが、現実的にそんなモロい設計にするわけはなく、もっと冗長性を持たせて作るに決まっているのですが・・・というあたりが、子供向けのヒーロー映画の延長と言われてしまった所以のひとつだったと思います。
しかし、デススターにそのような弱点があった、というか弱点を作りこんだ背景には深い事情があり、それがローグ・ワンですべて明らかになっています。
きっと、エピソード4を酷評した映画評論家の方々も、考え直さなくてはならないと思ったのではないでしょうか。
また、今回は「映画作りの技術」の観点からも感心しました。
一瞬ではありますが、レイア姫が、エピソード4の時と全く同じ容姿で登場するのですが、当然同じ女優(キャリー・フィッシャーさん)で今回撮影したものではないはずです。35年前ですからね。。
あるとすれば、CGだけで再現したか、もしくはそのシーンがいつか使われることを見越して、35年前に既に撮影されていたかのどちらかでしょう。
しかし、後者は難しいと思います。
仮に撮影されていたとしても、映像のクオリティが35年前とはまるで違いますので、今の映像の中に差し込むには無理があるかと思われます。
となると、やはりCGだけで再現したのでしょうね。
CGで再現した人間というと、我々の先入観では、よくファイナルファンタジーなどのゲームで再現されているような、アニメと実写の中間くらいの人間を想像してしまいます。
しかし、現在のCG技術というのはそれよりもはるかに上で、かかる工数や時間を考慮しなくていいのであれば、実写の主人公の俳優を違和感なくCGだけで作りこむこともできるようですので、多分そういうレベルの技術を使って若き日のレイア姫を再現したのではないかと思われます。
これで、エピソード3からエピソード4へのつなぎがしっくりきたところで、来年は再び最新の時代に戻ってエピソード8・・・
それはもちろんとても楽しみですが、こうも時代を行ったり来たりする展開(エピソード4から始まって,5,6,そこから20年近く空けて1,2,3,さらに10年くらい空けて7,4.5,8・・・)は、どうにかならなかったものでしょうかね? (笑)