そして、今学園祭をやっているのは駒場キャンパスになります。
駒場キャンパスは上記の通り1年次・2年次の学生さんたちがいるキャンパスなので、比較的若い子たちが多いと思います。
なお、東大の場合、前期課程と後期課程で大きく違いがあり、第一に前期課程では基本的に全員が「教養学部」に所属する形になるそうです。
その教養学部の中で、文科一類、文科二類、文科三類、理科一類、理科二類、理科三類と6科に分かれておりますが、まだ具体的な学部、たとえば工学部とか法学部といった所属学部が決まっていない状態となります。
その後、後期課程に入る段階で、つまり3年生になる段階ではじめて、専門的な学部に分かれていきます。
(※ただし、選択肢はそれほど多いわけではなく、例えば有名な理科三類の進学先は、医学部医学科でほぼ決まりとなっているようです)
さて、そんな東大ですが、昔は自分にとってはまさに「雲の上の存在」でした。
自分たちが子供だったころは「東大に合格する」ということは「人生の勝ち組に入る切符を手に入れる」ことと同義であり、何浪しようが、実社会に通用するスキルがあろうがなかろうが、とにかく東大卒という肩書だけで、輝かしい未来が約束される、と認識されていました。
また、自分が認識している限り、生まれて数十年の間、「東大卒」の人に面と向かって会ったことは一度もなく、まさに別世界の住民と感じておりました。
しかし、あれからさらに数十年が経って、自分の中の東大卒業者に対する認識も大きく変わりました。
多数の東大卒の人達と一緒に仕事をしてきて、もちろん皆優秀な人達なのですが、「明らかに違う雰囲気」を醸し出すわけでもなく、また圧倒的な頭の良さを見せつけるということでもなく、実に対等な感じで皆さん接してくれます。
それで、今回はカミさんの誘いにのって、現役東大生の素顔を見てみようと思い、また、「さすが東大」と思わせされられるような文化祭なのかどうかというところも興味があったので、行ってみました。

・・一言で感想を言えば、「いたって普通の大学生たち」と感じました。
文化祭自体も、一部しか見られなかったのであまり客観的な感想ではありませんが、「現在の普通の大学の文化祭」という印象でした。
あまり長い時間いられなかったので、立ち寄ることができたのはほとんどサイエンス系のブースやショーばかりでしたが、それでも 10人くらいの学生さんから、例えば「台風が起きる仕組み」などのサイエンスに関する説明を聞いて、実験を見せてもらいました。
そんな学生さんたちの説明からは、「ものすごく特別な印象」は受けませんでした。
もちろん彼らは、小学生未満の子供でもある程度理解できる内容にするために、ものすごく簡単にして説明しているため、彼らが持っているであろうハイレベルな知識や技術を表に出すことはもちろんないと思いますが、しかし、簡単なことであっても、その道の本当の達人のような人が説明すると、別にその達人らしさを見せなかったとしても、ひと味違うわかりやすさだったり、なぜかものすごくしっくりきたりする、ということがあると思います。
、そういった感じの感触は、今回は受けませんでした。
しかし、東大うんぬんという話は置いておいて、本当に面白い、いくら時間があっても足りない、立ち寄りたいブースや出し物が溢れるほど詰まった、素晴らしい学園祭でした。
本当は行きたかったブースや出し物がたくさんあります。。
1) 何といっても、脳科学者の茂木健一郎先生の特別講演は聞きたかったです。。最もそれは金曜日の平日に行われていたので無理でしたが、来年ももし来てくれるなら、何が何でも行きたいです。
2) また、東大教養学部で学ぶ英語のカリキュラムを紹介するブースというのがあったのですが、あれも立ち寄りたかったです。。実に興味深いです。
3) それから、競技麻雀の部屋があったのですが、一度東大生と勝負してみたかったかも・・ですね(笑)
子供が一緒だったので、到底無理でしたが、ちょっと興味がありました。
最後に、「東大入試研究会」のテントで発売していた、以下の小冊子を買いました。

本としての構成や編集は・・・・もうボランティアで手伝って直してあげたいレベルでしたが、コンテンツとしてはよく分析されており、お勧めの参考書や使い方が現実的に語られており、大変興味深かったです。
東大受験を突破して入学した在学生たちはまず例外なく全員徹底的に入試の問題の傾向などを分析し、気の遠くなるような時間を受験勉強に費やしてきたに違いありませんが、さらにその中でも「東大入試研究会」をやる人達ですから、凄いのは当然といえるかと思います。
東大駒場キャンパスの学園祭、来年もまた行けたら行きたいですね。