アコースティックギターのレッスンにおける最初の難関と言われるFメジャーのコードも、実は小指にも難しくしている原因があると思います。
Fメジャーの場合、人差し指でセーハ(指を寝かして全部の弦を横一列に全部押さえること)をすることが初心者には難しいということももちろん確かだと思いますが、それに加えて小指できっちり4弦3フレットを押さえなければいけないところが難しいのだと思います。
ただし、実は、初心者レベルにおいては小指がしっかり機能していなくても、なんとか形にはなると思います。
多くのオープンコード(解放弦を含んだコード)はほとんどが小指を使わずに押さえることができますし、Fメジャーのようなコードも、たとえ小指がしっかり押さえられていなくても、コードストローク(6弦いっぺんにジャーンと弾く)のであれば、まあなんとなく鳴っている感じで誤魔化せるかと思います。
しかし、必ず小指の問題を克服しなければならない時がやってきます。
それは、アルペジオ(コードを、一弦一弦分解して弾く奏法)で弾く場合です。
※典型的なアルペジオの例としては、ゆずさんの「栄光の架橋」の一番は、アコギのアルペジオだけで演奏されています。
アルペジオ奏法は、アコースティックギターの奏法の中でも最もその良さが生かされる、美しい奏法だと思います。
アコースティックギターを弾く人にとっては、ぜひともマスターしたい奏法だと思います。
ところがアルペジオの場合、一弦一弦弾くため、左手で押さえているコードが全部きっちり押さえられていないと、途中音が飛んでしまいます。
そして、最も音が飛びやすいのが、小指で押さえられている弦です。
また、やや複雑ぎみなコードや、ハイコード(解放弦を使わないコード)では、ほとんどの場合小指が必要になります。
したがって、初心者レベルから一歩先へ進むためには、小指がしっかり使えるようになることを避けては通れない・・それが、自分の気づきでした。
なので、毎日毎日、小指を使う部分をきっちり、ねちっこく練習を続けていると、そのうち小指の力もついてきて、また小指をコントロールするのも上手くなってくる、というのが一般的な見解なのですが。。
現実には、特に自分のような、練習時間が一日に何十分も取れない人には、なかなか小指の力が付くほどの練習量をとれないため、壁を越えられないかと思います。
そこで思ったのですが、「だったら、ギターを持てないときでも、小指を鍛えるトレーニングをしたらいいのではないか」ということです。
例えば道を歩いているときでも、電車に乗っているときでも、犬の散歩中でも、とにかく片手で小指のトレーニングをする、ということです。
そこで使ってみているのが以下のアイテムです。
Planet Waves PW-VG-01 VARIGRIP HAND EXERCISER |
これを四六時中つかって、特に小指を鍛えます。
もちろん、結局はその小指をギターの弦とフレッドに合わせてぴったり動かせるように練習しなければなりませんが、それでも、そもそも小指の力が足りないという問題については、早期に克服できるのではないかと思いました。
小指の問題を克服して、アルペジオ奏法がきれいにできるようになれば、ソロギター(ギターだけでメロディとベースラインを弾く)への道も開けてくると思いますので、なんとか克服したいところです。