はじめの一歩 111巻 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

この111巻は、読んでワクワクする一冊でした。



この「はじめの一歩」という漫画の何が面白いのか、連載開始時からずっと考えていますが、今回一つ気が付いたのは「タイトルマッチ」「世界王座統一戦」といった特別な試合が、どうしてそれほど重みがあるのかを読んでいる方が感じ取ることができる書き方だから、ではないかと思いました。

例えば今回の111巻では、鷹村選手のミドル級WBAとWBCの世界王座統一戦が始まったわけですが、自分のようなボクシング部外者からみれば、「世界王座統一戦」というのは「世界タイルマッチ」に比べれば軽いものと思ってしまっていました。

やはり「世界チャンピオン」に挑戦してベルトを獲る、「世界タイトルマッチ」が特別なのは、なんとなくわかります。
しかし、「世界王座統一戦」というのは、まあ言ってみれば「ついで」にとるベルトのようなもので、タイトルマッチに比べれば軽いものだと、勝手に思っていました。

しかし、この112巻を読むとそういう発想がいかに浅はかであったか気づかされます。
(※もちろんこれは漫画ですが、そういう選手たちの心の描写などはかなり本格的です)

「世界王座統一戦」が特別なのは、そのリングに「挑戦者」がおらず、お互いがすでに誇り高き世界王者だというところかと思います。

ボクシングの世界で「チャンピオン」は実に特別な存在です。
だいたい、ランキング1位の選手とは別に、チャンピオンがいるのですから、面白い世界です。
つまりボクシング界の構造は、「チャンピオン」という特別な存在の人間が各階級にひとりだけいて、それに挑戦するためにランカーたちがひしめきあっていて、その中で一番チャンピオンに挑戦するのに近い人がランキング1位になっている、という構造です。

そんな特別な「チャンピオン」の拳は重いと、ずいぶん前の巻で語られていたことがありました。

そして今回、その誇り高き王者同士がぶつかりあうわけですが・・

それからもう一つ今回特に思ったこの漫画の魅力ですが、「世界戦のレベルの高さが感じられる」ということです。
数巻前の、幕の内選手 vs ゴンザレス選手の試合も世界戦であり、非常にレベルの高い試合が見事に描写されていたのですが、やはり世界ランキング2位のレベル試合であり、今回やっている世界チャンピオン vs 世界チャンピオン の試合のレベルはさらにハイレベルに描かれており、
「ランキングが上がってくるとどういう試合内容になってくるのか」
が非常によく伝わってくるように書かれているのです。


さて、ストーリーの展開としては、日本の鷹村選手の楽勝になると思っていましたが、かなり厳しい状況になっております。
次の112巻で決着がつくかどうかも微妙です。
まさか負けることはないと思われますが、万が一負けるようであれば、それこそこの超長編漫画の終わりが近いと考えるべきでしょう。

いずれにしても、次の巻の展開が楽しみです。