先日、15年勤続の記事を投稿しましたが、一般的に見て、果たして15年勤続というのは長いのか短いのか、どっちつかずな年数のような気がします。
というのは、初めて社会人として就職した組織で、最初の年に行われた永年勤続表彰にて、理事長が以下のようにおっしゃっていたのです。
「10年(勤続)はまだハナタレ小僧だな。20年くらいでまあ顔を覚えてもいいかな。30年くらいでやっと本当に表彰してあげようという気になるかな。」
ということで、コテコテの日本企業的だったその組織では、おそらく15年勤続くらいではまだまだハナタレ小僧が小学校高学年になったくらいの感覚だったことでしょう。
何しろ、当時の自分はまだ20数年しか生きていない状態でしたので、20年勤続という数字が、とてつもなく長いものに感じられました。
その方たちは、自分が赤ん坊だったころからそこで働き続けているわけですから、当時は想像もできない気の長い話だと思っていました。
あの当時は、日本企業では終身雇用が当たり前の時代でしたし、転職をする人というのは極少数でしたので、勤続15年くらいではまだ長いうちにははいらなかったのではないかと思います。
また、外資系の企業には終身雇用の考え方が基本的にないと言われていますが、それでも、その組織が成長中・規模拡大中の段階では、同じ部署に長年所属することが、もちろんきっちりパフォーマンスを発揮することを前提に、推奨されていたと思います。
そんな時代中では、15年勤続はそれほど珍しい長さではなかったのではないかと思います。
今の時代はどうでしょうか。
典型的な日本企業でさえも、終身雇用の概念が無くなりつうあり、転職をする人の数もかなり増えたとは言われていますが、それでも、社会人になって最初に就職した会社で20年以上勤続している優秀な友人たちも複数おり、彼らから見たらきっと、15年勤続など、上記の理事長ではありませんが「ハナタレ小僧」に違いありません。
逆に、きっと今期から新社会人としてうちの会社に入社された新卒の新入社員さん達(またこういう人たちのスキルが、本当に高いのです)から見たら、15年はきっとそれなりに長いことでしょう。
結局のところ、15年勤続を長いと感じるか短いと感じるかは、当たり前の結論ですみませんが、各個人の感覚に強く依存していると思います。
特に、重要なのは、「長期的なゴールを持っているかどうか」で、その勤続年数が長いと感じるかどうかに大きく影響すると思います。
短期的なゴールしか持たない人、つまりその日暮らし的な対応で勤務している人の場合は、ちょっとしたトラブルで心が折れがちですし、その組織にいるのが嫌になる確率も高く、また何よりその組織が望む人材像から外れていく可能性が高いように思います。
そういう人には15年はかなり長い期間と感じるかも知れません。
一方、長期的なゴールをしっかりと持っている人の場合は、ブレにくくなると思いますので、周囲に問題等が発生しても、自己を安定的に保つことができやすいと思います。そういう人にとっての15年、20年といった期間は、ひょっとしたら通過点でしかないのかも知れません。
したがって、明確な長期的ゴールを強く持ち、まずは5年後の自分をしっかりイメージして、それに近づくように努力を積み重ねる、ということが次の5年間の道筋を作ると思います。