田舎の出身である自分にとって、当時は いわゆる同性愛者というのはほとんど差別用語でした。
小中学生の頃は、ちょっと色が白くて細見でおとなしい感じの男の子は、よくいじめっ子たちから「やーいオカマオカマー!」といってはいじめられていました。
かくいう自分も、正直に言えば当時は偏見を持っていました。
というよりも、誤解をしていました。
どのように誤解していたかと言えば、同性愛者というのは後天的にそうなるのだと思っていて、趣味の悪い、強い言葉を使うならば変態なのだと思っていました。
しかし、LGBTというのは基本的に生まれつきの体質なようなものであり、生物学的にもLGBTとして生まれる人がいるのはむしろ必然であることを知りました。
実際、アメリカで働いていたとき、周囲にはゲイの方が何人かいましたが、別に変態でも悪趣味でも何でもありませんでした。
仕事のできる人たちでしたし、チームの飲み会などで話をしても、別に何かかわったことがあるわけでもありませんでした。
それは当然のことで、別に男性と仕事をしようが、女性と仕事をしようが、男性と飲み会で話そうが、女性と飲み会で話そうが、いずれも有益な場であることに変わりはないのと同じことかと思います。
今回、会社の中でLGBTを理解するためのイベントがあるということで、ちょうどミーティングのない時間帯だったこともあり、過去にLGBTに対して偏見を持っていた自分に対する反省の意味も込めて、1時間半の時間をLGBTを正しく理解するための時間に使おうと思ったのでした。
以下は、そのイベントで理解したことの要約になります。
非常に興味深いことに、世界の7.6%の人はLGBTであると言われています。
これは、実に高い確率であり、どのくらい高い確率かと言えば、血液型のAB型の人の割合と同じくらいなのだそうです。
血液型がAB型の人は、身近にも普通にたくさんいるかと思います。
しかし、それと同じくらいの割合で存在するというLGBTの方は、少なくともAB型の人の数ほどいるようには感じませんよね?
これはつまり、自分がLGBTであることを言えないで隠している人が、特に日本では圧倒的に多いことを意味していると思われます。
LGBTに限らずだと思いますが、自分の本質を隠したまま生きていくというのは非常に辛いものだと思います。
それは、もっと言えば、その人の生き様を根本的に変えてしまうようなことであり、心身に対して無理がかかるため健康的ではない状態になってしまう可能性が高いと思われます。
では、LGBT非該当者である我々はどうすればいいのか、ということですが、そのイベントを通して理解したことは、LGBT該当者にとって居心地の悪い環境にならないように努める、ということです。
難しいことを行う必要はなく、単純に、LGBT非該当者が正しくLGBT該当者のことを理解して、偏見を持たないで、LGBTの方たちが何もそのことを隠さなくても普通に過ごせるようにするサポートをする、ということです。
LGBTの方をサポートする、または過ごしやすい環境にすることに協力するLGBT非該当者のことをアライ(Ally=協力者)と言っています。
自分は、その直接的な活動、例えばパレードに参加する等は時間的な制約等から難しいと思いますが、少なくとも、LGBTに関しての偏見を持たず、そういった人達がそれを隠さなくても普通に生活できるような環境を作ることに対する協力は惜しみません。