こち亀やゴルゴ13のような誰でも知っているような作品を除くと、110巻越えは非常に少ないと思います。
「はじめの一歩」は、少なくともゴルゴ13などに比べれば、誰でも知っている漫画というわけではないと思いますので、それだけこの作品は、根強いファンが長きにわたって支援してきた作品なのではないかと思います
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自分も、この漫画は連載開始時から読んでいますが、今や各登場人物一人一人の行く末を気にしながら、まるで実在する人物を見るような気持ちで見ていると思います。
筆者も言っていましたが、「この漫画は、登場人物全員が主人公である」ということで、主人公の幕の内一歩選手以外の選手たちも、存在感が非常に大きく、しかもそれらのバランスが良くとれているところが人気が続いている理由ではないかと思います。
ただ、前回の109巻を読んだところで、自分は少し読む意欲が薄れました。
この物語がどこへ向かうのか、見えなくなったからです。
具体的に言えば、109巻は、主人公幕の内選手が世界ランク2位の選手と、世界タイトル挑戦権をかけて戦う非常に重要な試合の決着だったのですが、結果は幕の内選手の敗戦でした。
まさか、幕の内選手が敗れるとは思っても見ませんでした。
自分が思い描いていた幕の内選手のストーりーは、最後は永遠のライバル・宮田選手との試合で終わるか、もしくは世界タイトルを勝ち取って引退するか、そんなところだろうと思っていました。
一番ありそうだったのは、まず幕の内選手が世界タイトルマッチでやぶれ、復帰するまでの間に宮田選手が世界チャンピオンになり、最後は宮田選手vs幕の内選手が世界タイトルをかけて戦う、というストーリーでした。
また、幕の内選手がこの連載の中で消化できる試合数はおそらくあと多くて3試合くらいだと思っております。それでも軽く130巻以上の歴史的長編になるでしょうし、他にも鷹村選手、木村選手、青木選手等の試合も展開されなくてはなりませんし、何といっても幕の内選手はこれまで多くの試合の中で打たれすぎており、影響が出始めていますので、この後3試合以上行うのはかなり厳しいと思っています。
そうなると、世界タイトルマッチまで足踏みしている余裕はないはずでした。
また、世界ランク2位のゴンザレス選手は、幕の内選手に二敗目をつけるほどの重要なキャラクターには見えませんでしたし、幕の内選手に負ける公算が高い伏線も、漫画の中では張られていました。
なのに負けてしまった。。これは大きな事件でした。
ただ、やはりこの漫画の強みは他のキャラクターの存在感が非常に大きいことであり、現在は昔のライバルだった千堂選手や間柴選手が物語を引っ張っているため、読んでいて退屈することはないと思います。
まだ当面は、この漫画を読み続けると思います。