「それは生活費を稼ぐため」といってしまえばそれまでなのですが、特に、自ら進んで転職した人の場合には、その会社に何かしらの特別な思いがあったか、少なくとも選択肢に入り得る何かがあったからその会社を選んだのではないかと思います。
自分の場合も、今の会社には転職して入っていますが、今振り返って考えてみると、「今の会社にいる意味」が入社当時とは大きく変わっています。
思えば、今の会社に入った最大の理由は「その会社・部署が開発している製品が大好きだったから」でした。
その製品は、大げさに聞こえるかもしれませんが自分の人生を大きく転換してくれた製品でした。
同様な製品が競合他社からも発売されており、もちろんそれも試しましたが、やはりそれらと比べても根本的に良くできていました。
なので、その製品の開発の一部に参加できるというだけで、もはや給料がどうこうという問題ではなく、一つの大きな夢の実現でもありました。
しかし今、その製品の開発チームではないチームで働いており、あの頃のように「その製品が好きだからこの会社にいる」という理由は成立しなくなりました。
それでも今、この会社で働き続けたいと思える理由があります。
それは、学べることの多い、素晴らしい人たちと仕事ができるということです。
彼らと仕事をしていると、人間の限界というのはもっと高いものだったのだと思い知らされることがよくあります。
元々、ほぼ全員が自分よりもあらゆる面で能力が高い人ばかりであることに感動していましたが、それだけではなく「成功に必要な、物事の進め方」のようなものを体得している人が多いのです。
つまり、頭がいいだけではなく人間的にもできている人が多いのだと思います。
そういう人たちから学ぶことは多く、もしも自分も僅かでも彼らに近づくことができたならば、たとえどのような将来だったとしても役に立つと思います。
また、そういう人たちと仕事をしているときというのは不思議とネガティブな気持ちになりにくいものです。
例えばとても深刻で急を要する事態に対する緊急のミーティングなどであっても、彼らは決して感情で無駄な議論を重ねたりすることをせず、最も効率のいい方法を考えます。
そういう人達と仕事をすることで、自分自身も成長することができ、また一人で悩んで状況を悪くすることも避けられると思います。
いつまで居られるか わからない今の会社ではありますが、いられる間は、そういう素晴らしい人達と働くことができることを喜び、それを自分が成長するきっかけとできるようにしていきたいところです。