今日、実家にあった父の自転車のタイヤに空気を入れて乗ってみたところ、変な感じでパンクしてしまいました。。
「変な感じで」というのは、空気は普通に入るし、30分くらい乗っても大丈夫なのに、しばらく放置すると空気がなくなってしまうのです。
そしてちょっとした成り行き上、とても田舎(うちの実家がある場所よりもさらに山奥)で軽トラなどのメインテナンスをしている町工場でそのパンクを見てもらうことになりました。
正直なところ、あまり気乗りのしない依頼でした。
近くに自転車屋さんがなかったので仕方ありませんでしたが、パンクごときで自動車工場で見てもらうのもどうかと思いましたし、さらにその町工場にいたのがかなりの年輩と思われるおじいさんだったのです。。
申し訳ありませんが、ちょっと大丈夫だろうか、と思ってしまう年齢に見えました。
ところが、そのおじいさんメカニックの手際が素晴らしく良くて、びっくりしてしまいました。
もちろん、プロのメカニックからすれば自転車のパンクの修理など造作もないことだろうと思いますが、ひとつひとつの動作が正確で無駄がなく、また、そのパンクの原因究明のためにスポークの内側を見直してくれたのですが、そういう対応もプロ魂を感じるものでした。
工場の中をみると、最近バラしたと思われる、ピストンがむき出しになった車の4気筒エンジンが作業中の状態で置かれていたりして、おじいさんとは思えないレベルで仕事をしている様子が伺えました。
ツナギがとても似合っていました。
日本が技術大国といわれるようになって何十年かが経っていると思いますが、
きっと、そんな技術大国日本を作り上げてきたのは、もちろん本田技研さんやヤマハ発動機さんのトップの設計者などの、目立つ成果をあげてきた人たちの力も大きいと思いますが、きっとそれだけではなく、ああいう地方の小さな町工場で、ほとんど遠出をすることのないような軽トラックであっても中身は最高の状態を維持することに全力で取り組んでくれた、目立たないけれども一流のメカニック達によるところが大きかったのではないかと思います。
「地方の町工場で地道にいい仕事を続けている、というレベルを国全体で維持するだけでは、この先の日本の経済の成長を支えることは難しい」という論理もよくわかりますし、現実その通りなのですが、やはり地方の腕のいいメカニックさんが今も技術力を維持してくれていることは、日本の誇りのひとつではないかと思いますし、失いたくないものです。