「クリエイティブ・アヴォイダンス」を有効活用してしまおう | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

先日、苫米地先生の「超時間脳で人生を10倍にする」という本を読みました。



本来この本は、いかにして「時間」という概念に束縛されずに効率よく脳を活用することで、たくさんのことを短い時間でできるようにするかをテーマにした本なのですが、自分の中で最も響いたのはそのことではなく、「クリエイティブ・アヴォイダンス」という概念です。

クリエイティブ・アヴォイダンスとは、直訳すると「創造的回避」ということですが、何かというと、目の前にあるやらなくてはならないことから逃れたいという気持ちが強い時に発生する力で、「創造的にサボる理由を作り出すこと」です。

例えば、学生時代に試験勉強のシーズンになると、突然長編推理小説が読みたくなるとか、面倒な仕事が入るとなぜか自分の仕事用PCを再セットアップしたくなるとか、そういう現象を引き起こす脳の作用がクリエイティブ・アヴォイダンスだと言われています。

おそらく誰にでも、過去にそういう「クリエイティブ・アヴォイダンス」が強力に作用した経験をいくつか持っているのではないかと思います。

自分の場合も、思えば自分の人生はその「クリエイティブ・アヴォイダンス」が出っ放しで過ごしてきたといっても過言ではないような気がします。

よく覚えているのは、高校時代の試験勉強のシーズンになると、なぜかPCのプログラムを積極的に作りたくなる、という不思議な現象がよく起きていました。
もっとも自分の高校時代は、年がら年中プログラムを作ることばかり考えていましたが、特に試験勉強のシーズンになると、どういうわけか新しいアイデアがひらめき、それを早くコーディングして形にしないと気が収まらない、試験勉強どころではない、ということが何度もありました。

あれは今にして思えばまさに試験勉強から逃れるために脳がそれをサボる理由を作り出していた、まさにクリエイティブ・アヴォイダンスの作用だったのだと思います。


ただ、面白いことに自分の場合のクリエイティブ・アヴォイダンスは、結局自分の人生において必要不可欠な経験を積むことにつながっていた、ということです。

苫米地先生もおっしゃっていますが、当然このクリエイティブ・アヴォイダンスは非常によくない作用です。
本来やるべきことから道を外す作用ですから、それは明らかです。

確かに、短期的に見ればその目の前のゴールを思いっきりはずして別の道へと逃れるわけですから、いいことであるわけがないのですが、ひょっとしたら、その「別の道」というのが、長期的に見たら大きなゴールへとつながっているのであれば、必ずしも悪いことばかりではないのかも知れません。

なぜなら、まずそのようにクリエイティブ・アヴォイダンスが働いているということは、その今目の前にあるやらなくてはならないことというのは結局「やりたくない」わけですから、それを我慢して嫌々やってもいい結果になる可能性は低いと思われます。
一方、曲がった発想から生まれたとはいえ、クリエイティブ・アヴォイダンスによって創造された「突然やりたくなったこと」は、脳がいまやる気になっていることですから、高いパフォーマンスで取り組めると思います。

したがってもしも、クリエイティブ・アヴォイダンスによって作り出された「いまやりたいこと」が、長期的に見て自分の大きなゴールに結びついていると思えるならば、また、今目の前にある「やらなくてはならないこと」を後回しにしても致命的な状況にならないのであれば、思い切ってクリエイティブ・アヴォイダンスの力に乗ってしまうという選択肢もあるのかも知れません。

※一番いいのは、そもそもクリエイティブ・アヴォイダンスが発生しないようにすることであり、その方法に関してもその苫米地先生の本に書かれています。