これまで動作していたアプリケーションが動かなくなる場合もあるし、再起動したりするのも面倒くさいし、できることならインストールしたくない、そんな意見が多いような気がします。
しかし自分の場合、Windowsのサービスパックをインストールするのは楽しみな作業です。
何故なら、結局SPというのは「現状よりも良くするためのもの」なわけですから、インストール後はきっと「いいことがある」と思えるからです。
新機能が追加される場合もありますし、パフォーマンスが向上する場合もありますし、セキュリティの観点からより安全になる場合もあります。
しかも自分が知る限り、SPというのはこれまですべて無料です。
つまり「無料で性能向上するオフィシャルパッケージ」、それがSPだと思うのです。
これをインストールしないなんて、なんともったいない(笑)
ところで、これまでにリリースされたWindows用SPのなかで、一番印象に残っているのはやはり Windows XP SP2 でした。
なにしろ XP SP2 をインストールすると、まるで別のバージョンのOSのように振る舞いが変わり、セキュリティのための新機能がてんこ盛りで、また自分で作成したアプリケーションのいくつかはSP2では動作しなくなってしまったりもしました。
また、OSではありませんが、Visual Studio 2008 の SP1 も新機能がてんこ盛りでした。
全く新しいプロジェクトテンプレートが追加されたり、そもそもフレームワークも変わったりして、個人的にはなぜあれが Visual Studio 2009 という別製品にならなかったのだろうと思っていました。
そして今回の Windows7 SP1 です。
Windows7 というOS自体、客観的に見て非常に完成度の高いクライアントOSに仕上がっており、個人的には非常に気に入っているのですが、そのOSのSP1ということでとても楽しみにしていました。
インストールは非常に簡単で、Windows Updateを使ってもできますし、ダウンロードセンターからSP1のインストールパッケージをダウンロードして実行する形でもできます。
(インストール後の「コンピューター」のプロパティ)

さて、どんな新機能があるのかと大変期待していたのですが、Impressさんの記事によりますと機能の追加は以下の二つのみで、基本的にはこれまでに公開されたセキュリティ更新プログラムをすべてパッケージ化したものだということでした。。
Windows7 SP1 新機能
1) SIMD演算命令セット「Advanced Vector Extensions(AVX)」への対応
これは、Intelさんの最新のCPUである Sanday Bridgeシリーズに追加されている命令セットで、今後これを活用したアプリケーションが出てくると、より高速に動作するようになるということです。
2) 仮想デスクトップ環境でDirectXを使用できるようになる
これは非常にありがたい機能なのですが、そもそもそのサーバーは Windows 2008 R2 SP1 である場合に限られるそうで、サーバーが別のマシンのWindows7であってもこの機能は生きないらしいので、一般ユーザーにはあまり恩恵のない機能のような気がします。
それでも、SP1をインストールすることで、確実にビルド番号が変わります。
ビルド番号が変わるということは、もはやこれまでのものとは違うものとして扱われるということであり、またサポートライフサイクルの観点からもサポート期間が変わってくるので、確実にインストールするべきであるのは間違いないと思います。