この一年くらいすっかりドラマを見なくなっていたのですが、久しぶりに全編しっかり見たのがこの「99年の愛 ~Japanese Americans~」でした。
「アメリカ人が日本人に対してどういう印象を持っているのか」 - これはずいぶん前から心の奥底で気にしていたことでした。
現在では、表面的な付き合いにおいては、まずアメリカ人が外国人(日本人含む)に対してあからさまに偏見を持っている様子を見せたりすることはないかと思います。
ひょっとしたら、外国人があまり入ってこない内陸部においては状況が違うのかもしれませんが、外国人が多く入ってくる西海岸・東海岸の周辺の都市においては、まず「偏見」を感じることは滅多にないように感じています。
ただ、アメリカで就労する・アメリカで収入を得る、といったシチュエーションになると、とたんに外国人に対する扱いが変貌する、という状況を体験しましたが、それはどの国でもそういうものであることはおそらく間違いないでしょう。
さて、今回のこのドラマは、そんな「アメリカ人の日本人に対する感情」が過去にどういうものであったかを、そして日本人がアメリカに移住して働くということがどういうものであったのかを、よく表現しているものだったと思います。
「日本人にはものを売らない」「アメリカ軍に入ってアメリカのために戦う軍人になっても、人種が日系というだけでレストランにもホテルにも入れない」「農場や家を持ったとしても、下手をすれば火をつけられる」といった、現代であれば犯罪のレベルに類するようなことでさえも、実際には行われていた - きっとそれは、ドラマだけのことではなかったものと思われます。
そんな、ドラマの舞台となった時代から70年弱(真珠湾攻撃を大きな境と考えた場合)の時間が流れているわけですが、そんな反日感情は完全に消え去ったのかが、最大の疑問です。
もちろん表面上は、上記のようにまず「反日感情」などというものを感じることはなくなったと思いますが、そういう表面上のレベルを越えたところではどうなのかが知りたいところです。
話がドラマからずいぶん離れてしまいましたが(笑)、ドラマ自体は演技派の俳優がそろっていただけあって大変完成度の高いものになっており、かなり感情移入してしまいました。
ただ、最後の方は話がうまくできすぎている面があったと思いますが(笑)、それはドラマなのでよしとしましょう。