それでもこの漫画だけは毎週結構楽しみにして読んでいます。(週刊アスキーに連載中)
「パーツのぱ」
秋葉原のPCパーツショップを舞台にした漫画ということで、意外と現実的な裏事情なども垣間見られて、面白いのです。
しかし、これまでそのコミックを買っていませんでした。
定価が税込 819 円とコミックにしては高いということと、おそらく3分の1くらいの話は既に週刊アスキーで読んだことがあるだろうということから、これまで購入を躊躇していたのでした。
しかし、先日久しぶりに新宿へ買い物に行って、買い物コースの中に本屋さんを入れたのですが、なんだか急に、このコミックを買って読みたいという衝動に駆られました。
カミさんにこの漫画の話をしたときの反応が良かったことも手伝って、よし、新宿でこのコミックを買おう!と心に決めるにいたったのでした。
ところが、その本屋さん(結構大きい)に行って探しても見つからず、店員さんに調べてもらったところそこでは在庫切れということで、結局買えませんでした。
こうなると、欲しくて欲しくてしょうがなくなり、別の本屋さんに行ったり注文したりしてでも絶対に買おう、という気持ちになってしまう・・・そういう思考パターンが発動してしまうのは、おそらく自分だけではないと思います。
人間は、一度「よし決めた、やろう」とか「悩んだけれど、買うことに決めた」とか、一度決断したことが外的要因によって阻止されると、何が何でも実行したくなるという傾向にあるように思います。
たとえそれが、決断する前は半分どっちでもいいと思っていたようなことでも、それを決断した後に阻止されるとなぜか諦められなくなる、そういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
ただ、漫画本を一冊購入するかどうか程度の軽いことであれば、そのように決断が鈍ってしまっても大きな問題にはならないと思いますが、人生の重要な分岐点でそのような思考パターンにはまってしまうと、後々困ったことになってしまう可能性もあると思います。
どのようにすれば、このような思考パターンを阻止することができるのでしょうか。
自分が置かれている状況を客観的に考えて、自分がはまっている一時的な思考の無意味さが本当に理解できれば、回避することができるかも知れません。しかし理論上ではそのことは理解できても、既に走ってしまっている気持ちを現実に抑えて次のステップに進むのはなかなか難しいものです。
人間とは、驚くほど現実には自己抑制の利かないもののようで、湧きあがって走り出した感情を意図的にコントロールするのは極めて難しいもののようです。
現時点で自分がやっている、上記のような思考パターンからの脱出方法は、全く別のことに夢中になることです。
「パーツのぱが読みたい、買いたい、今すぐにでも自転車で本屋を数軒回って買いに行きたい!」という気持ちを忘れてしまうような、別の行動を起こしたり、別の問題に取り組んだりすることで、いつの間にか「パーツのぱ」のことを忘れている、という形に持っていくことです。
結局、今のところ「パーツのぱ」は買っていません。
しかし、焦って買いに行くことを抑えたのは間違っていないと思いますが、素直に読みたいと思っている本を我慢するのはまた別の問題を引き起こすと思うので、いつかタイミングの合う時まで待って、購入してじっくり読みたいと思います。