この本は、脳機能学者・CEO他数々の肩書を持つ苫米地先生の比較的新しい本です。
非常に読みやすい本で、4コマ漫画なども多数挿入されているのでかなり短い時間で読むことができると思います。
この本では、数々の有益な話がわかりやすく書かれていますが、自分にとって特に印象に残ったのは「超並列思考」の話と「6倍速の思考」に関する話でした。
超並列思考とは、複数の本を同時に読んだり、複数のことを並列的にこなしたりすることで、脳のポテンシャルをより発揮することを心がけようというものです。
6倍速の思考とは、特に脳を使う処理(たとえば新聞を読むなど)において、その処理速度を上げることで時間を有効活用しようというものです。6倍を基準にしているのは、人間の脳が時間の概念と同じで6の倍数に同期しやすいからだそうです。
「そんなに速く、そんなに効率よく脳が動くわけがない」と思われるかも知れませんが、ポイントは「見たものを言語に変換しない」ということだと書かれています。
つまり、たとえば富士山の写真を見たときに、「これは富士山を南の正面から写した写真で、天気は晴れで・」というように脳の中で言語に変換してしまうと、変換そのものにも時間がかかりますし、それをさらに解析して自分なりの感想や意見などを導き出すのはさらに時間がかかります。
そこで、できるだけ見たままを、カメラでスナップショットをとるような要領で、取り込むことができるようになれば、上記のような超並列思考や6倍速の思考も可能になるということです。
上記のことができるようになれば、同じ時間当たりで自分にできることの量がぐっと増えるはずです。
それは言うならば、人生を今までの何倍も濃く生きていることになり、換算すれば人生の長さが長くなったと考えることもできるかも知れません。
実は、自分の場合、これまでの人生の中でも既に「積極的に複数の仕事を並行して行うこと」と「物事をビジュアル的にとらえることで処理効率を上げること」を自然にやっていました。
しかし、この本で言っているのは自分がやってきた方法よりもずっと進んだもので、本は一ヶ月で100冊以上読むことを想定しており、しかもそれは休憩時間や帰宅後の時間だけでこなせるというのです。
本が大好きで、ネットが普及するまでは週に何冊も本を買っていた自分としては、一ヶ月で100冊以上読むというのは魅力的な話です。
当然、今までならば時間がなくて読めなかった分野の本などにも手を出して、より「今まで自分が見えてなかった世界」を開くきっかけを作りやすくなると思います。
一ヶ月で100冊・・・挑戦してみようかな。。。