中でもこのPSP Go は、かなりインパクトの強い製品だと思います。
PSPはこれまで、数回のモデルチェンジをしてきましたが、少なくともソフトの互換性は100%で、ボディの外観などからもあまり極端な変貌をしないできたと認識しています。
もちろん、軽くなったり、メモリが増えたり、ワンセグや外部ビデオ出力に対応するなどといった付加価値は重ねてきたのですが、「プレステ2からプレステ3への変化」のような、決定的なモデルチェンジではなかったと思います。
自分は実は初期型のPSPである「PSP-1000」を持っているのですが、これまでPSP-2000、PSP-3000と新製品が発売されても、買い替えが必要なほどのインパクトは感じられませんでした。
しかし、とうとうこれまでのモデルとはまったく異なるスペックで発売開始となったこの「PSP Go」。
はたしてこれは「買い」なのか、考えて見たいと思います。
今回のPSP Goの最大の特徴は、そのボディサイズと質量だと思います。
初期型PSP-1000と比較すると
質量 - 約158g (PSP-1000は 280g)
寸法 - 約128×16.5×69mm (PSP-1000は約170×23×74mm)
ということで、全く違います。
PSP-1000は、確かにノートPCなどと比較すれば十分小さくて軽いのですが、少なくともポケットに入るサイズではなかったので、ちょっと中途半端だったのです。
電車などでたまにPSPを使ってゲームなどをしている人を見かけますが、携帯に比べてかなり大きいので、ちょっと目立つ感じでした。
しかし、PSP Goの質量と寸法は、上着の内ポケットくらいになら入るものと思われます。電車の中で使っていても、その目立ち方は携帯を使っている場合とあまり変わらない(あまり目立たない)ものと思われます。
次に機能面ですが、従来のPSPになくてPSP Goにはあるもの、それはBlueToothです。
実は自分的には、これはツボです。
少なくともこれのおかげで、ワイヤレスヘッドフォンを使うことができるのです。
PSPの使い方として、動画視聴は欠かせないと思います。
PCで作成した動画や、YouTubeなどの動画、そしてもしもSONY製のHDDレコーダーを使っている場合には録画したTV番組をPSPで持ち歩いて視聴することができるわけですが、その際にワイヤレスヘッドフォンが使えるというのは、電車通勤などをしている場合には極めて重要です。
もちろん、MP3などの音楽をPSPに格納して再生するような使い方も簡単なので、そういう際にもワイヤレスヘッドフォンが役に立ちます。
問題は、BlueToothキーボードが使えるかどうかわからない、ということです。
BlueTooth搭載と言っても、対応するプロファイルによってできることが違ってくるので、もしもPSP GoがBlueToothキーボード対応のプロファイルを持っていれば、それはものすごく便利なのですが、ないとなるとちょっとがっかりです。
PSPはなにしろ文字入力が面倒くさく、Web ブラウザとして使う場合にはURLなどを入力するだけでも結構大変だったので、もしもキーボードが使えるならばこれは画期的です。
それ以外の部分では、メモリ周りが大幅に強化されています。
RAMとしてのメモリは、PSP-1000では32MBでしたが、それ以降PSP Goまで64MBになっています。
そして、今まではなかった内蔵メモリとして、PSP Goでは16GBのメモリがついています。
ただし、これが多いか少ないかは微妙です。
なぜなら、いままではゲームソフトはほぼUMDディスクを使って起動していたのですが、PSP GoからはUMD ドライブそのものが無くなってしまったため、ゲームはオンラインでダウンロードして、その16GBのメモリに蓄積していく形になります。
もちろん、「ゲームはどうせすぐあきるから、どんどん削除すればいい」という方にはその形態でも全く問題ないと思いますが、古いゲームを取っておいてまたいつかやりたくなったら懐かしみながらやる、という人には・・・ああ、それはメモリースティックマイクロに保存して、交換していけばいいですね。
それに、16GBもあればゲームの保存だけなら数十本はいけると思います。
ただ、CPUと画面の解像度はPSP-1000からPSP Goまでずっと変わっていません。
つまり、本質的にはPSPはずっと変わっていないということになります。
当然、今後発売されるソフトも「PSP Goでは出来るけれどもそれ以前のPSPではできない」というようなソフトはないはずです。
そして値段ですが、PSP Goは発売開始になったばかりなので、2万5千円以下で購入するのはまだ難しいと思われます。
自分の場合、上記のような状況でその値段を出すかはまだ悩み中です。
おそらく、動画再生を出先で頻繁に行う人や、ゲームを電車の中であまり目立たずにやる人には文句なしに買いでしょう。