「ハチロク」が復活する? | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

自分達が20代前半くらいだった頃は(笑)、車というのは最も大きな「自分を表すステータス」の一つだったと思います。
都内に住んでいる人は、そもそも車を所有することが非常に難しかった(駐車場代だけで月3万も4万もしました)ので、自分の車を持っているというだけですでに一目置かれていました
車で通勤や買い物をする地域に住んでいる人は、「いい車」「人気のある車」に乗っていることが重要視ていたように思います。

そんな状況の中で、多くの若者は、収入の多くを車のために使っていたと思います。
そして当時人気のあった車種は、スポーツカーだったと思います。スープラ、レビン、トレノ、MR-2、スカイライン、フェアレディZ、シルビア、180SX、RX-7・・・そういう車が人気があったと思います。

スポーツカーが好き、という若者の心理は、もちろん「カッコイイから(当時の感覚では)」という思いもあったに違いないと思いますが、純粋に「走ることが好き」「ドライビングが楽しい」という思いもあったのではないかと思います。
自分も類にもれず、20代のころは車が大好きでしたが、それは「車という精巧な機械を意のままに操ることが気持ちいい」という感覚からくるものでした。
だから、車という機械をもっともっと思い通りにコントロールできるようになりたかったですし、車という機械を自分の手でメンテすることでもっとその内部を知りたかったですし、また、車に乗ることで世界を駆けまわることができる「自由さ」もすごく気持ちがいいと思っていました。


ところが今ではすっかり状況が変わってしまったように思います。
今の20代の子たちが結局何を求めているのかはもう分かりませんが、客観的に見て、彼らが「車をコントロールすることが楽しい」とか、「車を自分でいじって内部構造を理解したい」とか、純粋に車という機械を楽しみたいと思っているようには見えません

どうも、彼らにはもっと別のやりたいことがあって、それを遂行するための道具としてのみしか、車というものの存在価値を認めていないように見えます。
例えば、サーフィンをやりに行く道具としてRV車が欲しいけれど、そのRV車の細かいところはどうでもよくて、とりあえず海まで往復できればいい、というようにしか見ていないのではないかと。

だから、今の時代に「20代前半の若者向けに、軽量スポーツカーを売る」という戦略は、成功するとは思えないのです。


・・・前置きが長くなりましたが、今、そんな時代にトヨタさんがあえて20年前に「20代前半の若者に絶大なる人気を得た」ような車を投入するというのですから驚きです。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20091005/1029458/?P=1

しかし、トヨタさんのマーケティングリサーチは、自分のような素人が印象だけで考えるのとは比較にならない大量のリサーチや研究を繰り返した上で、勝算があってこういうコンセプトを「」打ち出してきたはずです。
当然、この車が売れるという確信があるのでしょう。

ひょっとしたら、自分のような世代、つまり、昔ハチロクのような車でドライビングを楽しんでいた世代、もしくは乗ってみたかったけれどもかなわなかった人達をターゲットにしているのかも知れませんね。

ただ、自分は、車は好きだしドライビングに対する情熱はどこかにまだ持っているけれども、たとえ車を買えるだけの経済力があったとしても、この車は買わないと思います。
我々の世代の現実は、車とは「家族にとって役に立つ道具」だと思います。したがって、たくさんの人が楽々乗れる車や荷物がたくさん積める車が必須なのではないでしょうか。
買うとすれば、2台目を持てるような裕福層、ということになるのではないかと思います。
残念ながら自分は・・・(笑)