「なぜそうする必要があるのか」を理解してから行動する | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

今、テニスをやっていて一番悩むことの一つがサーブです。
「体を開かずに(正面を向かずに)、横を向いた状態で打つ」のが正しい打ち方だと分かっていても、どうしても実際にやってみると上手くいかず、体が開いてしまいます。

なぜ、頭では分かっているのに体で再現することができないのだろうと、随分悩みました。
なにも身体能力的に不可能なことをやろうとしているわけではありません。
別に、100mを9秒台で走ろうとしているのに走れなくて悩んでいるわけではありません。
ただ、体を横に向けた状態で、ボールを打とうとしているだけです。

こういう時はとにかく、地道に反復練習を重ねるしかないので、毎日 朝いつもより30分早く起きては河原の近くの壁に向かって朝練を繰り返してみました。

そしてその朝練の中で、あることに気がつきました。
偶然、体の横向き状態をキープしたまま、ほぼ理想的な角度でボールを打てた時、腕にはほとんど力を入れていないのに、ボールにはかなり勢いがついて伸びていったのです。
その時思いました。
「ああ、なるほど。サーブにおいて体を横向きにしたまま打つ理由は、腰や背中を使った体重移動の力を直接ボールに載せることができるからなのだ」と。
体が正面を向いた状態でスイングをすると、ほとんど腕や手首の力だけでボールをたたくような感じになります。
しかし横を向いてスイングをすると、体中のバネをボールに載せることができるのです。


そして面白いことに、そのことが自分自身で納得できた後でサーブを打ってみると、(もちろんまだまだ多数の問題点がありますが)体を横向きにしたまま打つことが自然にできるようになっていたのです。

これは脳に関する非常に興味深い現象だと思います。
つまり、「理由なんかどうでもいいから、とにかくこれをやりなさい」と言われても、自分の心理の深いところでそれを納得していないので、あまり効率よくやることができないのです。
ところが、それをやる理由を理解してから実行すると、自分の深層心理がそれをやることを納得しているので、体中がそれを具現化するために見方をして、結果効率良くできるようです。


もちろんこのことは、人生のあらゆることに通用すると思います。
時々、小学生のころ学校の勉強が嫌いだった子が、中学生になってからなぜか勉強が楽しくなってメキメキ実力をつけていくことがある、という話を聞きます。
これは、小学校では理由は二の次でとにかく反復練習や丸暗記などで学習させる授業が多いのに対して、中学校では理由に基づいた授業が多いからだと言われています。

結局人間の脳は、「なぜそれをやる必要があるのか」、つまり理由を理解してから行動すると、最大の効果が得られるように体中に働きかけるようです。