自分が初めてPC自作にはまったころ(80486時代)、そのマザーボードに供給する電源のピン数は10ピン程度でした。供給元の電源も230Wもあれば十分でした。
ところがPentium時代になって、マザーボードの規格が変更になり(ATXマザー)、供給する電源のピン数は20ピンとなり、供給電源はたいてい400W以上が主流になりました。
その後、Pentium4が世代を上げるたびにどんどん消費電力が高くなり、途中でマザーボードに供給する電源ピンも20ピンから24ピンに増えました。
Pentium4アーキテクチャーの末期に登場したPentiumDに至っては、TDPが130Wと極端に高くなり、もはや供給電源は500W以下のものでは話にならない、という世界になってしまいました。
このままPCの消費電力は、大型電気ストーブか業務用エアコン並みになってしまうかに見えました。
しかし、CoreDuo登場以降CPUのTDPは激減し、流行りのAtomに至ってはTDPはひと桁にまで下がり、昔からPCを作り続けてきた自分のような人間にとっては、興奮を抑えられない状況になっています。
それで先日、Atomを中心としていながらグラフィックもそこそこ行けるというIONプラットフォーム(以前ブログで紹介)を使ったマザーボードを直接見たのですが、なんと、驚いたことに、
使用している電源のピンが4ピン
だったのです。
これは、HDDやDVDドライブなどに供給する電源ピンと同じものです。
・・・というか、いままでの24ピンは何だったんだろう、という気もしますよね。
こうなるともはや、80486時代の230W電源さえも容量が大きすぎるくらいです。
ノートPCなどで使用されているような、ファンのないACアダプター電源で十分です。
一方ディスプレイも、JEITAの発表によれば、ブラウン管を使用したCRTの需要は2005年度でほぼ終了しているそうで、液晶ディスプレイに置き換わることで消費電力が一気に下がりました。
これなら、24時間つけっぱなしのホームサーバーを立てても、電気代にはあまり大きくは影響しないかも知れませんね。