プレゼンテーションについての講演を聞く | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

先日、東大でプレゼンについて研究されている先生の講演を聞きました。
自分の仕事の中でもプレゼンをする機会は多いので、非常に興味深い講演でした。

考えてみれば、プレゼンテーションというものの存在自体が、昔とは大きく変化していると思います。
自分が社会人になったばかりのころは、普通の平社員がプレゼンをする機会というのは(もちろん職種にもよりますが)今に比べて極端に少なかったと思います。
しかし今では、PCとプレゼンソフトの進化も手伝って、誰でも手軽にプレゼンができるようになりました
自分など、毎週のチームミーティングの度にPPTを作って臨んだりもしていました。伝えたいデータさえ用意できていれば、PPT自体を作るのに要する時間はものの5分かそれ以下ですから、時間的に無駄ということもありませんでした。

そのような手軽さの進歩に伴って、プレゼンの在り方も変わってきている、というのが先生の見解でした。
昔のプレゼンというのは、大聴衆を前に広い講堂などで演説のような形で行う、いわゆる一方的なものでかつ内容も事前にかっちりと決まっていました
ところが今のプレゼンは、少人数の会議などで、ちょっと自分のまとめたアイデアを周囲の人に知らせたり、プレゼンをしながら同時に質疑応答もあったりと、以前のプレゼンに比べて軽いスタイルになり、またインタラクティブなものになってきているかと思います。

そうなってくると、今のPCのプレゼンソフト、例えばOfficeのPower pointなどは、以前のスタイルのプレゼンを行うには、もはや非の打ちどころがない素晴らしい仕上がりになっていると思うのですが、今のスタイルにはちょっと合わせにくくなっているのではないか、そこで、今のスタイルに合ったプレゼンソフトのプロトタイプを開発しよう、というのが先生のアプローチでした。


そこで見せていただいた、先生の成果物であるプレゼンソフトですが、まさに「壁を打ち破った」仕上がりになっていました。

その最大の魅力は、「枠がない」ことです。
現在の主流なプレゼンソフトは、要するに直線進行型のスライドショーだと思います。
しかし現実には、プレゼンの最中に話が脱線したり、途中で意見が入ってそれを盛り込みたくなったり、いくつかのスライドを連結したようなスライドを見せたくなったりと、かなりの柔軟性が要求されます。
そのため先生のソフトは、スライド一枚一枚の区切りが全くなく、一枚の巨大なシート上に自由に見せたいものを配置するような形で構成します。
また、途中で他の人から意見などが入った場合でも、そのシートに自由にそれらを追記してしかもその追記されたものと元からあったスライドとの連携なども思い通りにできるため、インタラクティブなプレゼンにもってこいです。

さらに、プレゼン終了後に、その途中で書き込んだり連結したりしたデータをそのまま資料化することができるので、いわゆる「会議碌」がそのまま作成できるのです。


では明日から、今まで使っていたプレゼンソフトを使うのをやめて、先生の作られたものに即乗り換えるというのはちょっと難しいとは思いますが、それでもまずは先生のアイデアを活用して、自分のプレゼンに反映させていきたいと思います。