人間のものさし・仏のものさし | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

人間のものさし・仏のものさし

以前、カプセルホテルで日々寝泊りしていた時期がありました。
カプセルホテルというのも面白い所で、それぞれのホテルにそれぞれの特徴があります。
カプセルの中にPCが付いていて、インターネット使いたい放題になっているホテルもありますし、サウナや温泉とつながっていて、ほとんど旅行に来たような気分になれるホテルもあります。コミックがまるで漫画喫茶並みに完備しているところもありますし、中には以前旅館だったと思われる所もあります。

カプセルの大きさは普通の大人が足を延ばして普通に寝られる大きさなので、物理的には窮屈だとか身体を延ばせないとか、そういうことはありません。
物理的には疲れがたまったり、寝苦しくなったりすることはないはずです。

しかし。
やっぱり、カプセルの中で立ち上がることさえできないその閉塞感は、おそらく深層心理にあまりいい影響を与えるとは思えません
ただでさえ辛い思いを秘めながらカプセルホテルで生活しているような状況の中で、狭い狭いスペースに閉じ込められたような気分で一晩を過ごすと、まるで自分がどんどん小さくなっていくようなこれから生きていく道をどんどん狭くしているような、そんな感情に支配されたりもしました。
(おそらく、たまに旅先などで利用する分にはそんな気分にもならないのだと思いますが)


そんな思い出のあるカプセルホテルでしたが、精神的にほぼ限界に達して、ああ自分はなんて不幸なんだ、自分はなんてひどい状況におかれているんだ、などと思い始めていたころ、あるカプセルホテルのロビーのあたりで以下のようなことが書かれた掛け軸を見つけました。


損か得か - 人間のものさし
 嘘か真か - 仏のものさし


これを見たとき、ああ自分はこれまでなんて狭い心で物事を見ていたのだろうと思って恥ずかしくなりました。
その頃の自分は、できるだけ損をしないように自分をガードし、自分が不利な状況にならないようにセコセコと動いたり、ずるいことばかり考えていました。
しかし、結局そういう損得勘定だけで生きていたために、心を豊かにすることや、魂が充実感で満たされるような世界からどんどん遠ざかる結果となり、当然の結果としてカプセルホテルを転々とするような生活をすることになっていたのだと思います。

ここでいう「仏のものさし」とは、心の世界での価値観、という意味だと解釈しましたが、「嘘か真か」-これはどんなに誤魔化そうとしても逃げ切れない、真理の尺度なのだと思います。

「これをやると損をする」とか「これをやると上司に嫌われて不利になる」とか、そういう損得勘定(人間のものさし)で生きるのではなく、
これをやることが本当に自分の魂の欲することである」とか「これをやることが自分の心に嘘偽りのない真実へとつながっていく」というように思えるかどうかを尺度にして生きること、それが唯一心の世界を豊かに生きられる方法、つまり幸せになる方法なのだと、教えられているような気がしました。