【ゲームレポート】武蔵野アトラス・ポートタウンナイツ戦(2009.5.9) | VSO(東京ボルメッツ&武蔵野アトラス&埼京フライヤ-ズ)NEWS FLASH

【ゲームレポート】武蔵野アトラス・ポートタウンナイツ戦(2009.5.9)

MLS所属のポートタウンナイツとの巴戦、第一試合の対アトラス戦は壮絶な試合となった。

EH 及川
6  原田
7  藤本
SF 宇野
5 高橋
8 田辺
4 松永
3 遠藤
9 寺平
EH 垣内
2 SHIMAP
1 小松

先制点はボルメッツ、2年目及川の俊足を生かした内野安打、続く原田が二塁打でチャンスメイク。

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そこへ三番藤本が先制の柵越え3ラン。その後も遠藤のタイムリーなどで6点を先制し主導権を握ったかと思われたが、先発小松が大乱調。待球作戦にやられ四球の連発で押し出しを許し、逆転を許す。
四球で守備のリズムも悪くなり、球を置きに行った所を痛打されるパターンが続き初回の6点が霞む展開に苦しい展開になった。
なんとかゲームの主導権を引き戻したいボルメッつは2回、汚名挽回とばかり小松があわやオーバーフェンスの2塁打で反撃開始、及川四球、原田のレフト前で満塁のチャンスに藤本の満塁ホームランで逆転。

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こうなるとボルメッツペース。3回も寺平四球、垣内ライト前でチャンスを作ると小松、及川、原田と連続タイムリーが飛び出し、止めはまたしても藤本のホームラン。
その後も遠藤、寺平らのタイムリーで加点を続け、守ってはSF宇野が好判断でファインプレイを連発。乱調小松を援護した。



藤本が3打席連続ホームラン、終わってみれば22得点で圧勝となったが、両軍四球連発で試合時間は2時間近く。風が強かったとは言え特に両軍投手ともに課題の残る試合となった。


続くこの日第二試合のナイツ戦、ここでもツインバズーカが炸裂。

EH 及川
6 原田
3 金澄
1 藤本
5 高橋
SF 宇野
8 遠藤
EH 田辺
4 松永
EH 垣内
2 SHIMAP
7 寺平
EH  小松


1回先頭打者の及川がいきなりのライト柵超えアーチで先制すると、原田二塁打、前の試合3本のホームランと絶好調の藤本がホームラン。高橋安打の後、宇野にもホームランが飛び出しこの回合計7点。

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宇野のホームラン

先発藤本は危なげない投球でナイツ打線を討ち取るピッチングを見せる。
2回も失策と、原田の二塁打、金澄の四球で満塁の場面で藤本が今日2本目の満塁ホームラン。

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3回は遠藤・田辺のカッキーズコンビ(ボルメッツ結成前に属していたソフトボールチーム名)がチャンスメイクをすると、チーム最年長61歳松永が三塁打。

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昨年は2本塁打放ってる松永の打棒

さらに垣内の今季2号ソロで試合は決した。
終わってみれば7本のホームラン24得点。藤本・金澄のアーチ競演で圧勝。終盤守備面でばたばたした展開こそあったが、投げては先発藤本がうまく打たせて取る投球でナイツ打線を封じ込めた。

この試合のポイントは一発長打よりも繋ぐ姿勢が打線に意識としてあったところが大きい。特に主砲コンビの前に曲者原田の存在が大きい。
さらに下位打線も長打力のある遠藤、打率が高い田辺、今季ブレイクの松永、EH固定後2ホーマーと絶好調の垣内と厚みを増した。
金澄ヘッドを迎えての09年度版小松体制は「練習はハードにやっても、試合はノビノビ明るく楽しく」をテーマに掲げた。誰もが何事にも縛られずに躍動感溢れるプレーでグランド狭ましと暴れている。
「とにかく自由に!」何処からでもチャンスメイクと得点を得られるボルメッツ史上最強打線は、まだまだ進化するだろう。