ストライクゾーンについて | VSO(東京ボルメッツ&武蔵野アトラス&埼京フライヤ-ズ)NEWS FLASH

ストライクゾーンについて

ども会長です。

 ゴールデンウィークに突入し高速道路も渋滞してますが、会長は仕事が渋滞中でして午前中仕事しながら、午後どっか近くへ出掛けてという繰り返しになりそうです。
まあ良くも悪くも通勤時間0分ですから満員電車に押し込まれることもなく「めんどくせ~」という悩みもなく如何様にもなるんですけど、嫁さんの機嫌をどう取るかが一番の悩みです。
家族旅行はおそらくGW後ですなぁ~
通勤時間0分の人、VSOは何人か居るんですよ。
それだけにスロピを興じるというのは良い運動でありストレス発散になってます。



 さてまじめな話を少し。言い回しも変えます。
普段スローピッチを興じていて普段悩むのがストライクゾーンの扱い。日本では一般的ではないルールだけに新たにお手合わせ願いをするチームにも説明が難しい。
最大のネックが審判を誰もやりたがらなくなること。何年プレイしてる人でも馴染みの薄いルールだけにジャッジに困る。はじめてこのルールで試合をするチームからも「良くわからない」という声も聞かれる。

 アメリカのサイトではエクステンションベースというもの(写真)が売られていて、そこに落としたらストライクというルールを設けているところが多いらしい(複数の現地競技体験者に聞くと、必ずしもそうではないらしいが)国内でも多摩の米軍基地リーグや、または年配の方が興じている14インチのジョイフルスローピッチもこのルール。今年からVSO2チームが参加しているESSAもこのルールになった。
しかし実際にやってみるとこれがエクステンションベースに落とすというのが非常に難しい。以前やった試合では待ち球狙いで試合時間もかなり長くなった記憶もある。

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エクステンションマット、ホームベースの後方に敷く

エクステンションベースルールは明確なストライクゾーンが定まるので、妙なスキルは不必要になるが、hはじめてプレーする投手がそこにボールを落とせるか?というと難しい。


 相反するこの問題、どうしたら良いものか考えていたところ、日本のスローピッチの祖でもあるムーンライトリーグで試験的に以下の領域に落としたらストライクとするルールを今期から取り入れた(下記画像)
これならボール1つ分ぐらいはストライクゾーンが広がるので、おのずと打者もバットを積極的に振らないといけない。

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色のついた部分がストライク(引用元/ポートタウンナイツオフィシャルブログより)

さらに調べていくと台湾の慢速塁球(中国語でスローピッチの意)協会のストライクゾーンも上記MLSで試験導入しているゾーンと酷似していることがわかった。
台湾のルールはさらに明快で大き目のエクステンションマットを準備している。このぐらいの大きさなら慣れない投手でも結構ストライクも入りやすい。
台湾では軟式野球がなく、野球をやろうと思ったら硬式野球をやるか革スローピッチをやるしかないので、チーム数も非常に多く大変盛んである。
このルールはスローピッチになれていないチームでも、投手は投げやすくなるし、審判もやりやすくなる。

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通常のエクステンションマットよりも大きいのがわかる(台湾の慢速塁球協会のHPより引用)

スローピッチを興じる上での悩みは太平洋はるか向こうではなく、お隣の島国にヒントがあったとは。

幸いなことにVSOでは台湾野球関係者のルートがあるので、台湾流エクステンションベースを入手してもらって今後VSOのデファクトになるか試してみたいと思う。
誰でも楽しめる事がスローピッチの魅力でもあるので、ジャッジも合理的でなければならない。