【ゲームレポート】SCサンターレ戦・浦和レッツ戦(2009.4.19) | VSO(東京ボルメッツ&武蔵野アトラス&埼京フライヤ-ズ)NEWS FLASH

【ゲームレポート】SCサンターレ戦・浦和レッツ戦(2009.4.19)

<第1試合>
S 000 021 0=3
A 001 220 X=5

勝 志村 2勝1敗
セーブ 永関 1セーブ

ボルメッツ戦で守備のスキから出来たチャンスを上手く生かし、勝利したSCサンターレとの対戦。
コントロールの良い相手投手に苦戦し、思うようにバッティングできず。
実際アトラスは、高めの球に詰まらされて、序盤2イニングはホップフライ連発。

こうなると何とか守備で踏ん張っておきたいところ。
先発の志村が堂々としたマウンド捌きを披露し、バックの好守も投手を盛り上げ、テンポを良く3回までをゼロに抑える。

守備面で作った流れが、攻撃にようやく結びつく。
先頭の永関、続くコバヤシと連続ヒット。好走塁もあってノーアウト1・3塁のチャンスを作る。
1アウト後に打順はトップに帰って、我らが社長!

 ボテッ!

しかし社長の当たりは上手く勢いが殺されて、絶妙な位置へ。
激走する社長の足が早く、内野安打。この間に永関がホームを陥れて先制。
チャンスに強い社長が、高い集中力を見事に発揮した。

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足が長いと良いことが沢山あります(^∇^)

この後4回には、先頭の村上が内野安打で出塁。
送球エラーで2塁に進んで、続く黒川がヒットで続く。
続くトライアウト生のコハギがセカンドゴロ。
懸命に走ってダブルプレーを阻止する間に村上が生還して2-0とリード。
岡村がピッチャーゴロに倒れるも、コハギは2塁へ。
ここで杉本がショート強襲のタイムリーヒットを放ち3-0。
トライアウト生・コハギのスピードに乗った走塁でリードを拡げたのが大きかった。

さすがに10イニング以上、同じような球筋を追いかけるSCサンターレ打線。
目も慣れてきたところに志村のコントロールミスもあって、甘い球をシッカリ捕らえてチャンスを作る。
タイムリーを打たれて2点を返される。
しかしここで慌てることなく、内野にすばやく返球をしたり、
丁寧な送球を心がけた野手陣の確実なプレーがあり、
チーム全体で守りきったので最小失点で切り抜けることが出来た。

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ベテラン杉本の卓越したプレーが光る


取られたところで取り返したいのだが、今日のアトラスはその当たりも秀逸。
直後の5回は先頭の社長がヒットで出塁!
もうこうなると、後に続けとばかりに山田・千葉が連続ヒットでノーアウト満塁のビッグチャンス!
期待を一身に受けて、続く打者は4番・村上。

 カーン!

センターへのタイムリー2ベースで2点追加。
一気の4連打で盛り上がるアトラスベンチ。
この後もチャンスは続き得点できるか・・・と思ったが、SCサンターレの堅い守備に阻まれる。

続く6回に1失点するが、堅い守備には堅い守備でお返し。
最小失点で切り抜けて、ゲームは最終盤へ。

数少ないチャンスを生かして得点しているが、点差は2点。
最後は志村→永関の投手リレーでゲームセット。第一試合は5-3で勝利した。
ロースコアで競り合う展開だったが、チーム一丸で守りきり、老練したチームのような落ち着いた試合運びができたのは大きな収穫だった。

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勝って一安心


◆聞いていないよ!(笑)
この日の7回表、シートの変更でサードが空く事に。
そこで白羽の矢が立ったのが、ライトを守る山田。
GM「タカさん、サード入ってくれません?」
山田「ええっ!?」
長いキャリアでセカンドでの出場は結構あるが、サードでの出場は本当に数える程度。
急遽インセンティブ契約を付け加えることで?
・・・いえ、チーム事情を瞬時に捉え、承諾してくれました。ありがとうございます。
山田「あとで敏腕代理人から連絡行くと思いますんで(笑)」
GM「うわ~!幾ら請求されるんだ~!(笑)」

◆え?どうしたの?
ベンチが凍りつく場面が。
試合に集中していたベンチの後ろで、スコア付けの練習を行っていたのがボルメッツの若手メンバー。
ちょうどどんな感じで付けているのかと、手本を見せてもらおうとスコアブックを手に取ろうと・・・。
小松「しむちゃ~ん、スコアは?」
志村「え?スコア?」
あ!付けるのすっかり忘れてた!
ピッチングの組立を考えて居た所に、青天の霹靂。
志村がこの後スコア付けでメロメロになったのは言うまでも無い。
それにしてはピッチングで良く粘ったもんだ。これを次回につなげたいところ。

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カンフースロピというか実写版ドラゴンボールというか、この試合一番ファンキーなプレーでした。


<第2試合>
L 003 200 0=5
A 301 706 X=17

勝 浅野 2勝
本塁打 村上1号・コハギ1号

この試合は初回から打線が爆発。
先頭の社長がヒット、山田もヒットで続いて3番・千葉が先制タイムリー。

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シュアーな千葉の打撃

あっさり先制すると村上も野選で出塁。
さらに黒川がタイムリーを放ち、守塚の当たりはエラーを誘って1点ずつ追加。
初回で3点も取っておく。

先発の浅野は落ち着いた投球術を披露して、ゲームの流れを引き寄せる。
3回にアンラッキーなヒットが続いて3点失うが、先ほどの試合同様に、
慌てずにプレーが出来たところは特筆モノ。
守備の連携で大きなミスは無く、失点を少なく止める。
懸命に追う野手と野手の間に落ちる当たりが続くが、
マウンドの浅野が踏ん張り、冷静さを取り戻したのも収穫。


追いつかれた直後、4番・村上がセンターへひと振り。
大きなホームランで勝ち越しに成功。

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村上の1号

良いタイミングで得点が入ったのだが、その直後。
実力者揃いのレッツ打線の勢いは衰えず、すぐさま逆転される。

しかしここも、アトラス守備陣に目立ったミスは無く、逆転はされるも1点差に抑える。
出来たばかりのチームなら、もっとズルズル失点してもおかしくない展開だったが、
取ることが出来る一つのアウトをしっかり取るなど、
簡単に突き放されない粘りが、この後の展開を有利にしたと言える。

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スーパーキャッチ!

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守備も光る村上(ユニフォーム注文中)

その粘りは4回裏の再逆転にも。
先頭打者はトライアウト生のシオウラ。
永関がDEPOとして守備に就く代わりに打席に立ち、懸命な走塁でエラーを誘って2塁へ。
この後2人が相次いでアウトになり、2アウト2塁。

しかし、ここから打線が大爆発。
またも起点は
社長!
ショートへの当たりは野手選択を誘う。
この場面、シオウラの果敢な走塁も見応え十分で3塁を陥れる。

 さぁ!社長が出れば、後ろも続く!

2番・山田が内野安打でチャンス拡大に成功。
さらに3番・千葉も続く。当たりがセカンドのエラーを誘って同点。
2アウトながら尚も満塁。4番・村上が先程のホームランに続いて、打棒爆発!
走者一掃のタイムリー3ベースで3点勝ち越し。
この後も黒川に連続タイムリー。コハギに嬉しい第1号2ランが飛び出す。
2アウトからの攻撃で一挙7点追加。マウンドの浅野を協力に援護する。

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コハギの嬉しい第一号

これでひと息つけたか、浅野の投球術がさらに冴える。
ピンチを凌いだ守備も綻びなく、試合を更に有利に運んでいく。
6回には駄目押しで6点。
しかもこれは、ダブルプレーであっさり2アウトになってからの7連続ヒット
コハギ、ミホ、シオウラ、小山にタイムリー。ベンチはお祭り騒ぎ!

一度は逆転を許した浅野も、尻上がりに調子を上げて5失点完投。
チーム一丸となった、見どころ満載のゲームだった。

◆円陣隊長を襲名?岡村がチームをひとつに!
この試合の円陣声出しは、女性のノリちゃんが任命される。
戸惑いながらも大役を見事にこなし、チームを一つにまとめた功績は大きい。
スコアラーとしての活躍も顕著で、忙しく難しい展開にも必死についていき、
これまでの学習の成果を遺憾なく発揮していた。
2回には目の覚めるような当たりを披露。次回の活躍が今から楽しみだ。

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ノリちゃんは眼前のベンチも恐れずファウルボールを取りに突進。グラブ入ったのに...でもそのファイトに拍手!

◆目下プレー上昇中!黒川&千葉
ショート村上のファインプレーが光った試合だが、それに負けないぐらいのプレーも。
5番の黒川は4打数3安打の猛打賞と、持ち前の打棒が大爆発。
また、3番の千葉は1安打だったものの、特筆すべきはその送球。
ライトからセカンドへの送球が、ドンピシャで守塚のグラブに。
この堅実な送球で相手の進塁を防いだのが、最小失点に止めた大きな要因だった。

◆大事なときに!
ショートフィルダーに入った小山も、抜けそうなあたりを好捕する
ファインプレーを見せてチームのピンチを救ったのだが・・・
この日一緒に来ていたお子さんが、その一番良い場面で
お隣(ヤクルト球場)に行ってしまい観ていないとは・・・。
お父さんは頑張っているんだぞっ!!!


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女性陣快打連発の要因となったニューバット(杉本さんありがとう!)