架空インタビュー〜VSO元年を迎えて〜 | VSO(東京ボルメッツ&武蔵野アトラス&埼京フライヤ-ズ)NEWS FLASH

架空インタビュー〜VSO元年を迎えて〜

インタビュワー(以下イ)「10月にアトラスを立ち上げ、VSOという組織が出来て約半年が経ちましたけど、現在の心境はどうでしょうか?」

小松「まあ構想4年、昨年の7月・8月にボルメッツのメンバーと意見交換会をやったりした訳ですが、10月までの道程も去ることながら10月以降の動きも慌ただしかった。2月までに30人集めると。結果的に集められたけど、ここに来てまだ一回も来てない人とかで辞退の人も残念ながら出てきてしまった。でも想像以上の結果が出てると思いますし、まだ理想の100%ではありませんが充分に及第点と言えます。正直ここまで人が集まるとは思わなかったから嬉しい悲鳴です。」

イ「及第点とは厳しいですが」

小松「今はまだ練習にVSOで20~30人ぐらいの人が集まるけど、やっぱり勝負はシーズンに入ってから。全日程でボルメッツとアトラスが11人以上揃ってこそ一つ目のハードルを超えられるのではないか?と思います。」

イ「ボルメッツにもアトラス効果が出てますね。」

小松「弟か妹が生まれてお兄ちゃんになった様に思えます。今まで何となく参加してた人も今では率先して色々やってくれるし、僕ら運営サイドの気持ちを持ってアトラスの新しいメンバーやボルメッツを引っ張ったりしてくれるので本当助かります。中にはこっちがお説教して(笑)はじめてどうにかという人も居るんですけど、まあお願いした事はこなしてくれている。これほどまでに参画意識が高い草チームは珍しいんじゃないか?と思います。逆に代表のアンタがあきらめちゃダメでしょ?しっかりやってよ!とお説教される事もありましたし。」

イ「説教食らったんですか?」

小松「まあ冗談半分のそんなに本格的な説教じゃないですけど、雨天中止が相次いで思ったよりチームづくりが遅くなってしまってて、多少自暴気味だった事が一時期ありました。それを諫(いさ)めてくれたという意味ではメンバーに感謝してます。あの叱咤激励があってこそ、雨が降ろうが何だろうが絶対活動日にやるんだ!という意志が持てました。」

イ「随分ボルメッツもお兄ちゃんなチームになったんですね」

小松「ボルメッツ単体では過去に何度か活動のピークを作って来たけど、それはグラウンドの中で一部の人のパワープレイで成し得た事だった。今回VSOを立ち上げる事で盛り上がってる今回はチーム全体で盛り上がっているピークだからとても理想的だと思う。全体的にお兄ちゃんなチームになったのはその辺。でも平均年齢はアトラスの方が上じゃないかな?(笑)」

イ「今後VSOという組織はどうなって行くんでしょうか?」

小松「元々は自前で対戦相手を持つというプロジェクトからはじまったわけですが、出来れば5年内に3つ目のチームを作りたい。そしてVSO3チームによる私設リーグを作りたいと考えています。私設リーグって言うのは前にもやってた事があったし今もESSAに参加してますけど本当色々と難しい。リーグを運営して行く以上ああして欲しいこうして欲しいという理想はあっても過度にお願いするのは内政干渉に繋がる。かと言って放置も出来ない。また逆に身の丈に合わない事を要求されることもある。10年ぐらい前に6年間やってたリーグはベクトルが違うチームも中にはあって特に難しかった。だから自分達でハンドリングできる環境が欲しいと考えていました。それがVSOなんです。」

イ「もう1チームというのは結構難題じゃないですか?」

小松「対戦相手捜しや私設リーグの円満な運営よりもVSOというのは難しいと思われるかもしれないけど、軌道に乗れば自分達の方針に添った活動だけやれば済むので逆に簡単です。」

イ「そうですか?結構大変な様に見えますけど。」

小松「立ち上げ時期というのは大変ですが、それは何をやるのもそうでしょう?でも例えばユニフォームのデザインを決めるとかチーム名を決めるとかワクワクする楽しみや喜びもあるし、それ以上に新しい友達が増えるのが嬉しい。年を取って利害関係のない友達を作る機会を持つ事はなかなか難しい。そういう意味ではVSOのお陰で随分と楽しい人生を過ごせるきっかけを与えてくれる。」

イ「結果的に60人もの集まりの長になったわけですけど、」

小松「ちょっとした会社よりも規模が大きいですよね(笑)ウチの会社の10倍以上か(笑)でもこういう機会を与えてくれて、そこで自分に足りないものを学ばせてくれる。ここが会社だったら給料出すんだからどんどん働けとか頑張れとか言えるけど、利害関係のない集まりだから逆に無理強い出来ない分難しい。だけど何か勉強になる事が多い。何故なら僕以外のメンバーが大抵僕よりもとても優秀な人材だからです。」

イ「ここまでしっかりしたチームになったのはやはり優秀な人材が集まってるからだと思うのですが、普通ならこうも簡単に人が集まらないと思うのです。それは何故集まれたんだと思いますか?」

小松「まあ何だかんだで篩いにかけてますよね。出欠報告は義務だとか、草ソフトチームなんだけどユニフォームを作れとか、トライアウトを経ないと入団出来ないとかやってますよね。そのお題目を提示されたらライト感覚の人は最初からVSOは入団対象外で眼中にないだろうし、基準に満たない人は僕らもお断りしようか?という事にもなる。その代わり出欠連絡が出来て、ユニを買って貰って、まあ少しの協調性があれば、この手のチームにしてはちゃんと活動機会があるんだからそれは充分なメリットでしょう?そのギブ&テイクをわかっている人が集まるんだから、それはみんな優秀ですよ。」

イ「メンバーに何かあれば一言」

小松「是が非でも全日程人数不足にならないように1年間頑張りましょう。そして人が少ないかな?と思ったらぜひ誰か紹介してください。どんどん紹介してください。この有意義な遊びを多くの人と分かち合いましょう。あと活動日に雨が降りそうな時はテルテル坊主を作ってください。」

取材:帝国ホテルにて

※このインタビューはフィクションであり、実際に帝国ホテルでインタビュワーを付けて会長が喋った訳ではありません。あしからず。