鹿島アントラーズ、広瀬陸斗を完全移籍で獲得

2026年7月20日、鹿島アントラーズはヴィッセル神戸から30歳のディフェンダー、広瀬陸斗を完全移籍で迎えることを公式に発表しました。

背番号は37番で、右サイドバックを主に守りますが、左側でもプレーできる万能型選手と評価されています。

身長176センチ、体重68キロの体格はスピードとキック精度に優れ、攻撃参加も期待できるポイントです。

この移籍は、同日に発表された鹿島側のDF濃野公人の海外移籍手続きと同時期に行われ、チームの守備陣に変化が生まれました。

広瀬陸斗のこれまでのキャリアと実績

広瀬は埼玉県さいたま市出身で、2002年に土合サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、浦和レッズジュニアユース、浦和レッズユースとステップアップしました。

2014年に水戸ホーリーホックでプロデビューし、翌年からは徳島ヴォルティスで2018年までプレーしました。

横浜F・マリノスで2019年シーズンを過ごした後、2020年に鹿島アントラーズに加入し、4シーズン在籍しました。

2024年にヴィッセル神戸へ移籍し、同クラブで97試合に出場し3得点を記録。2024シーズンはJリーグと天皇杯の2冠、2025シーズンはJ1百年構想リーグ優勝に大きく貢献しました。

J1通算では146試合に出場し3得点、J2では128試合で4得点、天皇杯では25試合で3得点を残しています。

AFCチャンピオンズリーグでは2020年に鹿島、2024/25シーズンと2025/26シーズンに神戸で計16試合出場し、得点はありませんが経験を積んでいます。

獲得タイトルはJ1リーグ優勝(2019年、2024年)、天皇杯優勝(2024年)、J1百年構想リーグ優勝(2026年)です。

日本代表としてはU-17(2012年)からU-19(2014年)まで選出され、若手時代から国際舞台に触れています。

鹿島復帰がもたらす期待とチームへの影響

広瀬の鹿島復帰は、2020年から2023年まで在籍した4シーズンから約3年半ぶりの古巣復帰となります。

当時は主に守備的な役割を担っていましたが、神戸で培った攻撃的ポジションの経験が加わり、サイドからのクロスやオーバーラップが期待できます。

キック精度の高さはフリーキックやロングパスにも活かされ、チームの攻撃バリエーションを広げる要素となります。

また、過去にJリーグ優勝や天皇杯優勝に関わった実績は、若手選手へのリーダーシップとしても機能するでしょう。

父・広瀬治氏が元浦和の「FKの名手」だったことから、フリーキックに対する知識や姿勢は自然と身についていると考えられます。

総合的に見て、守備の安定感と攻撃への貢献を同時に提供できる選手として、鹿島アントラーズの今シーズンの戦力強化に大きく寄与することが期待されています。