機内暴動客をダクトテープで拘束、最大20年の禁錮刑の可能性
2025年9月16日、アメリカン航空の機内で乗客の女性が暴行やドア開放の試みなどの妨害行為に及びました。乗務員は安全確保のため、ダクトテープと結束バンドを用いて彼女を拘束しています。この女性は着陸後にFBIに逮捕されており、有罪判決が出た場合は最大20年の連邦刑務所収監という極めて重い刑罰に直面しています。
- 発生日:2025年9月16日
- 航空会社:アメリカン航空(シャーロット発 ラスベガス行き)
- 容疑者:Ketty J. Dilone(ケティ・J・ディローン)
- 主な容疑:飛行機乗務員への妨害罪、暴行罪
- 想定される罰則:最大20年の禁錮刑
機内での混乱と拘束に至る経緯
事件は離陸後に発生しました。容疑者の女性は機内で叫び声を上げ、複数の客室乗務員へ口頭で脅迫を繰り返したほか、前方搭乗ドアを無理に開けようとするという、航空機の安全を根本から揺るがす危険な行動に出ました。
女性は客室乗務員を噛んで負傷させたほか、制圧後も蹴って転倒させるなど激しく抵抗。この事態を受け、乗務員5名が協力して彼女を制圧し、安全確保のためにダクトテープと結束バンドを用いて座席に固定するという異例の措置を講じました。
なお、拘束中に女性は周囲の乗客に対し、幼少期に父親を殺害しようとしたという衝撃的な自白をしていたことも報告されています。
逮捕後の司法手続きと航空会社の対応
ラスベガス・ハリー・リード国際空港への着陸直後、待機していたFBI捜査官によって女性は機内で逮捕されました。その後、米国ネバダ州連邦検察局により「飛行機乗務員への妨害罪」および「暴行罪」の2件で起訴されています。
今後のスケジュールとして、9月18日に初公判に出廷し、10月1日に予審が行われる予定です。連邦法に基づき、航空機の安全を脅かす行為には非常に厳しい処罰が科せられるため、最大20年の禁錮刑という処罰が検討されています。
アメリカン航空の広報は、乗務員への物理的攻撃およびドア開放の試みという重大な安全脅威があったことを認めています。機内暴動に対する航空会社の厳格な対処と、連邦政府による厳しい法的措置の姿勢が明確に示された事例となりました。