WWEが大規模なロースター整理を実施。20名以上の選手を解雇しブランドをリセット
WWEは2026年4月24日、および9月4日のNXT追加分を含め、メインロースターおよび育成部門から20名以上のスーパースターを解雇い止めることを発表しました。これは経営不振によるコストカットではなく、ロースターの過密状態を解消し、新タレントを起用するための「計画的なブランドリセット」を目的としたものです。
- 実施内容:メインロースターおよびNXTからの大規模な人員削減(20名以上)
- 実施時期:2026年4月24日(および9月4日のNXT追加解雇)
- 主な目的:ロースターの最適化と新タレント起用の枠確保
- 財務状況:過去最高収益を報告しており、経営不振による削減ではない
人員削減の具体的な規模と、断行に至った背景
今回の整理では、メインロースターからAleister Black、Zelina Vega、Kairi Sane、Santos Escobarといった注目選手が解雇。さらに、ユニット「Wyatt Sicks」は全メンバーが解雇され、グループ自体が消滅するという衝撃的な展開となりました。また、Motor City Machine Gunsなどのタッグチームや、Kofi Kingston、Xavier Woodsの相互合意による離脱も含まれています。
育成部門であるNXTにおいても、Andre ChaseやDante Chenを含む10名以上の選手が解雇されており、組織全体でスリム化を加速。こうした背景には、運営母体であるTKO Group Holdingsの意向があります。合併後1年間は人員削減を回避していましたが、移行期間を経て調整局面へと移行しました。
さらに、放送フォーマットの変更も大きな要因です。SmackDownが2時間フォーマットに戻り放送時間が減少したため、物理的に所属選手数の削減が必要となりました。予算の再編成とクリエイティブな方向性の変更を行い、パフォーマンスセンターからの新規契約者を積極的に起用できる体制を整える狙いです。
今後の展開とグローバル市場への影響
解雇された選手への対応として、通知期間(ペイアウト期間)が設定されています。メインロースターの選手は解雇後90日間、NXTのタレントは30日間、それぞれ契約が維持される仕組みとなっており、円滑な離脱に向けた手続きが進められています。
財務状況については、メディア権利契約や国際イベントの成功により、過去最高の収益と大幅な財務成長を報告。今回の人員削減は、経営不振によるものではなく、あくまで組織の「意図的な最適化」として実施されたものです。
今後は、新しいタレントのプッシュとブランド全体の刷新を加速させる方針です。ロースターの過密状態を解消することで、次世代のスターを起用できる枠を確保し、グローバル市場における競争力をさらに高めていくことになります。