IIJマルチSIM2.0がドコモ・KDDI自動切替 | トレンドワードの解説

トレンドワードの解説

検索トレンドから、何が起きてるのか軽く紹介します

IIJマルチプロファイルSIM 2.0は1枚でNTTドコモとKDDIを自動切替できるか?

結論と発売概要

  • 提供開始日:2026年8月27日
  • SIM発行費用:6,000円(税抜、最小発注100枚)
  • 月額利用料:1,000円
  • データ通信料:1 GBあたり月額500円、キャリア間でパケットシェア可能
  • 対応キャリア:NTTドコモ、KDDI(同一料金体系)
  • 対象顧客:法人向IoT機器(製造・自治体・インフラ・決済端末等)

IIJマルチプロファイルSIM 2.0は、2026年8月27日から法人向IoT市場で提供開始します。


1枚のSIMでNTTドコモとKDDIの回線を自動切替えでき、通信冗長化とコスト最適化が同時に実現します。


SIM発行費用は6,000円(税抜、最小発注100枚)で、月額利用料は1,000円です。データは1 GBあたり月額500円で、キャリア間でパケットシェアが可能です。


製品の特徴と開発背景

本SIMの最大の特徴は回線冗長化です。


デバイスはSIMスロット1つでNTTドコモとKDDIの2キャリアを保持し、死活監視や電波強度に応じて自動的に切替えます。この仕組みは、IIJが2022年に開発した2プロファイルSIMに、2025年度に取得した特許技術を組み合わせたものです。


閉域接続にも対応しており、インターネットを経由せずにプライベートネットワーク上で安全にデータをやり取りできます。


この特性は、金融や医療など高セキュリティが必須の領域での活用が期待されています。


パケットシェア機能により、NTTドコモとKDDIの契約データ容量を横断的に合算・共有でき、余剰容量の無駄を削減します。


現在、以下の7社が本SIM対応デバイスを提供しています。

  • IDY
  • アムニモ
  • インタフェース
  • コネクシオ
  • ザイン・モバイルテック
  • センチュリー・システムズ
  • 富士ソフト

2026年度中に、アットマークテクノ、NECマグナスコミュニケーションズ、サン電子、マイクロリサーチの計4社が追加対応を予定しています。


今後の展開と市場への影響

IIJは2026年度中に残り4社のデバイス対応を完了させ、総計11社以上のIoTルータ・ゲートウェイで本SIMを利用可能にします。


これにより、製造業・自治体・インフラ・決済端末など幅広い業種での導入が加速し、通信可用性が必須のシーンでのサービス停止リスクが低減します。


パケットシェアによる容量共有は顧客の通信コスト削減に直結し、同一料金体系の維持で価格競争力を高めます。


閉域接続対応を活かした提案により、金融・医療といった高いセキュリティ要件を持つ市場への展開も計画しています。


2025年10月開催の「ものづくりフェア」や「産業フェア in 信州」などで実機デモを実施し、導入効果を可視化する予定です。


IIJは、マルチキャリア冗長化を標準機能とした次世代IoTプラットフォームを構築する長期計画を掲げており、将来的に国内外のIoTエコシステムへの波及効果を期待しています。