伏見寅威のキャリアと主要成績
伏見寅威は2012年ドラフト3位で東海大学からオリックス・バファローズに入団しました。2013年4月29日にルーキーイヤーでプロ初出場し、同試合で二塁打を記録しました。8月3日には千葉ロッテ戦でプロ初本塁打を放ちました。2015年シーズンは20試合に出場し、3年目として最多出場数を達成しました。
2018年シーズンは76試合に出場し、打率.274を残しました。2019年6月にアキレス腱断裂という大怪我を経験し、一時的に出場機会が減少しました。2020年シーズンは71試合に出場し、プロ最多本塁打6本を記録しました。2021年と2022年はオリックスで捕手として出場数最多を記録し、両シーズンともリーグ優勝に貢献しました。2021年は盗塁阻止率.415でリーグ2位となりました。
2022年シーズン終了後に国内FA権を行使し、北海道日本ハムファイターズへ移籍しました。移籍の背景はベテラン捕手としてチームのリードと精神的支柱を期待されたためです。日本ハムでの2023シーズンは89試合に出場し、打率.201、3本塁打、12打点を残しました。2024シーズンは62試合で打率.242、0本塁打、21打点、2025シーズンは64試合で打率.241、2本塁打、11打点と成績を維持しました。2025年には伊藤大海投手と共同でプロ野球最優秀バッテリー賞を受賞しました。
移籍とチーム状況
2025年11月14日、捕手の伏見寅威(35歳)と投手の島本浩也(32歳)を交換トレードで阪神タイガースへ移籍しました。移籍の目的は、阪神が捕手層の不足を抱えておりベテラン捕手のリードと配球を必要としていたためです。移籍後、伏見はチーム最年長野手(35歳)となり、背番号は未発表です。
2024シーズン時点で阪神はリーグ首位に位置し、投手高橋は両リーグトップの12勝を挙げています。高橋は先発マスクを9/12試合(75%)で着用しています。同チームは正捕手坂本勇人(117試合)と梅野孝介(52試合)に加え、30代捕手が在籍していますが、捕手の絶対数が不足しています。伏見の加入によりベテラン捕手が増え、捕手陣の厚みが向上しました。
北海道日本ハムファイターズは2022年当時、最下位からの巻き返しを目指す状況で、捕手陣に田宮、進藤、郡司、梅林、清水、吉田賢吾、マルティネスが在籍していました。左中継ぎの弱点が指摘され、捕手のリードが求められていました。伏見はベテラン捕手としてチームの精神的支柱になることが期待されました。2024シーズン日本ハムでの年俸は推定1億円で、2025シーズンも同額で契約しています。
成績・評価・今後の展望
2024年8月12日の巨人戦では、投手高橋が6回まで2失点の好投を披露しました。その試合で伏見は守備に従事し、同じく6回まで2失点で投げた投手を支えました。伏見は5回に中前打、6回裏に遊撃内野安打を記録しました。高橋はシーズン全体で12勝を挙げ、先発マスク着用率は9/12試合(75%)です。
2026シーズン開始時に阪神へ加入した伏見は、先発試合の勝率が0.633(6割3分3厘)であることが確認されています。これまでのプロ通算は633試合、打率.233、16本塁打、98打点です。2024シーズンは日本ハムで62試合、打率.242、0本塁打、21打点、2025シーズンは64試合、打率.241、2本塁打、11打点と成績を残しています。年俸は推定1億円で、2025シーズンも同額で契約中です。
藤川球児監督は「伏見の配球・戦術が違うエキスで化学反応が起きた」と評価し、ベテラン捕手として若手選手の学びの対象になるとコメントしました。新庄剛志元日本ハム監督は、伏見のリード面や左投手への対応が面白いと述べています。高橋は「伏見とバッテリーを組むことで緩急を利かせ、巨人打線を揺さぶる好投ができた」と語りました。伏見は2026シーズンの目標としてセ・リーグ連覇と日本一奪還を掲げています。