事件の概要と起訴内容
2023年春、シャメル・ナクアン・ジョイナーは武装した状態で7‑Elevenを含む複数の店舗やガソリンスタンドを襲撃し、同時に車両も盗んだとして起訴されました。検察は、これらの行為が武装強盗であると主張しています。被告は2023年4月中旬にワシントン中心部で武装強盗を実行したことが確認されています。さらに、2023年5月2日にワシントン北西部とメリーランド州で4件の武装強盗と車両盗難を行ったとされています。
検察は、5月2日の2件の強盗事件で被告が発見されたスウェットシャツとジャケットを着用していたと主張しました。また、7‑Elevenの強盗現場で中国人民元が入った財布が盗まれたことを訴えています。加えて、ワシントン中心部、メリーランド州、バージニア州北部で起きた店舗やガソリンスタンドの強盗10件に被告が関与したと主張しています。別の証人は、ジョイナーが強盗とみられる事件の夜に薬物で支払いをしたと証言しています。
捜査と証拠の取り扱い
捜査当局は、盗難車とみられたトヨタ車の内部からスウェットシャツとジャケットを回収し、スウェットシャツのポケットから中国人民元、ジャケットのポケットからは白い粉末状の物質が付着した折り畳み紙を発見しました。陪審員はこれらの証拠品を確認しましたが、裁判所は現金と粉末を正式な証拠として採用しないと判断しました。ルドルフ・コントレラス判事は、判決時に陪審員全員にこれらの物品を考慮しないよう指示しました。FBIは、証拠品確認時に捜査官が現金と粉末を見落とした理由を説明しなかったと報告されています。
裁判所の判断により、中国人民元と粉末状の物質は証拠として採用されませんでした。判事の指示は、陪審員が感情的に影響を受けないようにするためのものであり、審理の公平性を保つ目的がありました。別の証人の薬物支払いに関する証言は、証拠としては採用されなかったものの、事件の背景情報として記録されています。
裁判の評決と量刑
陪審員は全15件の訴因について一致できないと裁判所に報告し、評議は打ち切られました。そのうち5件の武装強盗と1件の車両盗難に関する訴因については一致が得られず、残りの13件についてはジョイナー被告に有罪評決が下されました。判事は打ち切られた評議を受理し、一部の有罪評決を正式に採用しました。
有罪とされた訴因は、2023年4月中旬のワシントン中心部での武装強盗、2023年5月2日のワシントン北西部とメリーランド州での4件の武装強盗、そして同日の車両盗難です。コロンビア特別区検察局の代表者は、これらの訴因に対し31年の実刑が義務付けられると説明しました。判決に基づき、ジョイナー被告は31年の実刑を言い渡されました。