ハンガリーGP予選で起きたハミルトンの進路妨害とペナルティ
予選は日本時間23時にスタートし、マクラーレンのランド・ノリスが1分17秒207でトップタイムを記録した。
このタイムはルイス・ハミルトン(フェラーリ)の記録を0.012秒上回り、チームメイトのオスカー・ピアストリは5位でフィニッシュした。
ハミルトンは2番手でセッションを終えたものの、レースライン上で著しく減速し、81号車のピアストリのプッシュラップを妨害したとスチュワードが判断した。
結果としてハミルトンには標準ペナルティの3グリッド降格が科せられ、スタートは2番手から5番手へ後退した。
この処分により、ピアストリは4番グリッドへ繰り上がり、シャルル・ルクレールは2番、アンドレア・キミ・アントネッリは3番に上がった。
レース本戦のドラマ:ノリス優勝とピアストリのリタイア
決勝はランド・ノリスが優勝し、マックス・フェルスタッペンが2位、アンドレア・キミ・アントネッリが3位でフィニッシュした。
ピアストリはスタート直後にシャルル・ルクレールとランド・ノリスを抜き、リードを奪った。
しかし、フェラーリのハミルトンが接近したことでマクラーレンはピアストリを先にピットインさせ、タイヤ交換のタイミングが変わった。
第1周目のターン2でピアストリはノリスを抜きリードを確保したが、33周目にウィリアムズのカルロス・サインツと接触し、約2秒のタイムロスを被った。
スチュワードはこの接触の全責任をサインツに認定し、5秒のタイムペナルティを課した。
接触後、ピアストリはギアボックスのトラブルに直面し、56周目でリタイアを余儀なくされた。
レース中、バーチャルセーフティカー(VSC)期間中にノリスはリードを拡大し、ソフトタイヤに切り替えて最大15秒の差をつけた。
シーズン全体への影響とマクラーレンの今後
ハンガリーGPの結果、オスカー・ピアストリは92ポイントを獲得し、シーズン順位は上位に位置している。
マクラーレンはコンストラクターズで195ポイントを保持し、メルセデスとフェラーリに続く3位に残った。
チームはMCL40に新しいフロアパッケージを装着し、コンマ数秒のタイム改善を報告したが、ピアストリは「劇的にマシンを変えるものではない」と評価した。
ノリスはレース全体で新空力パッケージをフルタイムで使用し、結果に結びついたと見られる。
ピアストリはミディアムからハードへのタイヤ交換時に感覚を失ったと語り、ギアボックス故障がリタイアの直接原因だったと説明した。
ハミルトンは妨害の原因としてフェラーリからの無線遅延を挙げているが、スチュワードは映像・テレメトリー・無線記録を総合的に判断し、ハミルトンの行為を「不必要な妨害」と結論付けた。