市場の動きと株価の変化

今週、米国でアルファベット(ティッカーコード GOOGL)の決算が行われる予定です。

AI半導体関連株は25日移動平均線を下回り、一時的に6万5千円の節目を割り込んだと報じられています。

その後、TOPIXは25日線割れからすぐに反発し、4,000ポイントの節目を回復したようです。

国内市場では第1四半期の決算シーズンに突入し、投資家の注目が高まっています。

一方、海外市場の休場や国内連休前のポジション調整が大幅下落の要因と指摘されています。

米国市場では半導体関連株が底堅く、早期に買い戻しが見られたとのことです。

中東情勢は依然として不安定で、原油価格は下げ渋りが続いています。

中国の半導体メーカーは増産や新規上場により供給が拡大し、価格下落リスクがあるとされています。

AI向けNANDの需要は高水準にあるため、供給過多が直ちに価格に影響するかは注目されるポイントです。

アルファベットの決算予想と投資計画

アルファベットは2026年7月22日の米国市場終了後に第2四半期決算を発表する予定です。

市場予想では、売上高は前年同期比約21.2%増の1,169億1,000万ドル、純利益は約25.3%増の353億4,000万ドルになると見込まれています。

第2四半期の広告売上は813億ドル、検索売上は634億ドル、クラウド売上は200億ドルと予想され、いずれも前年同期比で大幅増です。

設備投資額は第2四半期に451億米ドルと予測され、前年度同四半期の224億米ドルから約101%増加する見込みです。

通期では1800億〜1900億米ドルの投資が計画され、サーバが約60%、データセンター・ネットワークが約40%の比率で使われるとされています。

この規模は2025年実績の914億ドルのほぼ2倍に相当します。

資金調達面では、株式売却で800億米ドルを調達する計画が発表され、SEC資料では総額847.5億ドルの調達が示されています。

アナリストコンセンサスは12人中11人が「買い」と評価し、平均目標株価は約439ドルとされています。

オプション市場の価格からは、決算後の株価変動幅が上下約6%織り込まれていると見積もられています。

AI半導体とクラウドサービスの最新展開

アルファベットは自社製AI半導体「TPU(第7世代:ironwood)」の外販を開始し、2026年から納入が始まる予定です。

このTPUは前世代に比べてチップあたり10倍のピークパフォーマンス向上を実現し、9,216個のチップを1ポッドに搭載可能です。

Anthropicへの最大100万個、数百億ドル規模の供給計画が発表され、Meta Platformsとの取引交渉が進行中です。

Google Cloudは第1四半期に売上高200億ドルを記録し、前年同期比63%増、営業利益は66億ドルに達しました。

第2四半期も同様の高成長が期待され、売上高成長率は40%~50%、場合によっては60%前後と予想されています。

受注残は4,600億ドル超で、50%以上が今後24か月以内に売上計上される見込みです。

クラウド顧客の75%がAI関連製品を利用し、1億〜10億ドル規模の大型契約が前年同期比で倍増したと開示されています。

さらに、ArmベースCPU「Axion」やベアメタルインスタンス「C4A」もプレビュー提供が始まり、価格性能比の向上が報告されています。

これらの技術投入と投資拡大が、アルファベットの成長エンジンとして機能し続ける見通しです。