幼少期からプロへの道
ウィル・クラインは1999年11月28日、インディアナ州ブルーミントンで生まれました。
身長196センチ、体重104キログラムの右腕投手として、イースタン・イリノイ大学で捕手から投手に転向しました。
親指骨折がきっかけで投手として本格的にプレーするようになり、2020年のMLBドラフトではカンザスシティ・ロイヤルズに5巡目(全体135位)で指名されました。
プロ入り後はクアッドシティーズ・リバーバンディッツでデビューし、2023年にはオマハ・ストームチェイサーズで49試合に登板し、1勝5敗、防御率4.93、奪三振95という成績を残してオールスター・フューチャーズゲームに選出されました。
2024年4月25日にロイヤルズでメジャー昇格を果たし、同月28日にMLBデビューを遂げました。
メジャーでの波乱と成長
デビュー後、クラインは2024年7月30日にローカス・アーセグらと交換でオークランド・アスレチックスへトレードされ、2025年1月にシアトル・マリナーズへ移籍しました。
同年6月2日にジョー・ジャッケスらと交換し、ロサンゼルス・ドジャースに加入。背番号は61番です。
2025年シーズンでは14試合に登板し、1勝1敗、防御率2.35を記録しましたが、シーズン途中でロースター外に降格され、DFAを経験した後、再びロースターに復帰しました。
同年10月27日のワールドシリーズ第3戦では、延長15回から18回にかけて72球を投げ、4回無失点で勝利投手に選ばれました。
この試合はドジャースが9人の救援投手を起用し、クラインが最後の投手としてブルペン全体を1失点に抑えた重要な勝利となりました。
2026シーズンの活躍と今後の展望
2026年シーズンでは、ドジャースのリリーフとして23試合に登板し、2勝2敗、8ホールド、1セーブ、防御率2.25を記録しています。
投球回は28イニング、奪三振は32、WHIPは1.29と、安定した投球を見せています。
シーズン途中の集計では、32試合で37.1イニング、奪三振35、与四球2、WHIP1.37と、リリーフとしての役割がさらに拡大しました。
5月15日にはロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャー初先発(オープナー)を務め、2回無失点で投げ抜き、同月19日にはサンディエゴ・パドレス戦でメジャー初セーブを記録しました。
プライベートでは、弁護士資格を持つ妻カーソンと結婚しており、オフシーズンはトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で投球練習に励んでいます。
年俸は790,000米ドルで、背番号は61番。2026年の年俸は前シーズンと同額です。
若くして多くのチームを経験し、ワールドシリーズでの勝利投手という実績を持つクラインは、今後もドジャースのブルペンの要として期待されています。