『アオイの花』のこと | みたものきいたもの

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観たり聴いたりしたものについて書いてます。

ネタバレはないです。
他のひとにはどうでもいいぼくの思ったこと。

いま時点で初日の紅組を1回観ただけなんですけど。
昨日『アオイの花』観て帰ってきて、すぐ布団入って眠ろうとしたけれど、なかなか寝付けずずっと自分が観たもののことを考えてました。

この作品が好きか、と言われたら、正直、いまのところ分かってません。
なんていうか、こういう現実にあった悲惨な出来事を題材にしたものって、無条件に「よい」と思わなきゃいけないとこあるじゃないですか。じゃないですかってぼくだけかな。
そういうのに引っ張られたくないなって思うんですよね。
ドッグはもう常設小屋でも作ってそこで何かしらの作品をずっとやっててほしいなって思ったりするんですけど、『アオイの花』はそんなことやられたらぼくはだいぶキツいです。何度も何度も繰り返し観たいとは思わない。

好きかどうかは分かってないですけど…、ただ、舞台の上から何かを伝えようっていう気持ち、気迫みたいなものをひしひしと感じて…、どの場面も目が離せなくて、とても濃密で、観ていて息が詰まるほどで。
1回観ただけで、これだけ心動かされる作品は初めてです。
感動っていうのはしっくり来なくて…動揺か。あまりうまく言えないですけど。
「泣いた」って言えば丸く収まるけど、そんな軽いものじゃないなぁと。

なに言ってるか分からなくなってきた。
好き嫌いの判別は付いてないけど、それでもぼくにとって、特別な作品になってることは間違いないです。
このあと何回か観るなかで、メッセージをきちんと受け取れるかは分からないですけど、とにかく見届けようと思います。