「俺はもう変わったから
家に入れてくれ」
もう5回以上は言ってきたと思います。
たしかに私はその瞬間は変わっていたので
妻はその都度チャンスをくれていました。
それにも関わらず、私は一瞬一瞬の反省を
記憶に残しておくことができず、
妻の期待をすべて裏切ってしまいました。
記憶力に脳の障害があったことが
わかったから許してほしいと、
診断直後であれば妻も協力してくれていた
のだと思いますが、そこからもう6年も
妻にひどい思いをさせてきてしまいました。
今までであれば、脳障害とわかった所で
もうでお手上げ状態で、難しいことを
考えるのはやめて、他に楽しいことを
探しに行ってそこで終了でしたが、
なぜ今更ながらに、は今逃げずに
自分と向き合えているのか、いつか
妻に信じてもらうには、その理由を
説明する必要があると思い、
メモしておくことにしました。
これまでは、野波ツナさんのマンガや、発達障害、夫婦仲の本を読み漁って「あ、これ自分にもあるある」とは思っていたのですが、本ではなく、
実際に当事者どうしで会って、生の話を聞いたり、自分のことを話して理解してもらうというのは全然理解の深さが違いました。
なんというか、これまで頭に無理やり詰め込もうとしていたものが、
「あぁ、自分だけじゃなかったんだ」
とスッと入ってきたというか、、、
似たような境遇の持ち主どうしだからなのか、
言葉のインパクトが全然違いました。
仲間とは不定期に、とりあえず夏までやりとりをすることになっているのですが、毎回とてもよい勉強になっています。
仲間の年齢層が高い
1名を除き、私より年配の方ばかりで、
大人の意見をたくさん聞かせてくれ
『ADHDは今を生きる囚人だ』
と教えてくれたのもこのうちの一人です。
また、発達障害をアカデミックに、
科学/医学的に捉えて改善しようとする方
もいて、とても刺激的です。
①記憶力への理解
-----認めたくない脳障害の話-----
『忘れ物』をテーマとして議論した際に、
私はてっきり、持ち物チェック等の話に
なると思っていたのですが、メインは
「人への感謝や悲しみも忘れてしまう」
という話になりました。
これは私からは「人でなし」と思われたく
なくて自分からは言えなかったのですが、
年配の方が仰られ、皆も共感していたので
「自分だけじゃなかったのか」
と少しほっとしたような気がしました。
もっと早く知れたらよかったのですが、
その対策として、人への感謝や悲しみを
書き綴る「人への思いノート」が、
過去の自分と今の自分をつないでくれる
ので実践しているという方がいて、
私もやってみることにしました。
その一部がこのブログです。
②LGBTへの理解
-----私の知識が一瞬で崩れた話-----
『片付け』をテーマとして議論した際に、
私は「男性脳、女性脳」の本を多く
読んでいたので、その中から
「女性は部屋の隅まで
目が行き渡るらしいですね」
と口にした時に
「LGBTの時代にそんなこと言ってるのは
時代遅れだし、これからは発言に
気をつけた方がいいよ」
と言われ、今まで自分が積み上げてきた
知識は何だったのか、
「本なんか読んだって何もわからないよ」
と妻がよく言っていた事を思い出しました。
また、息子にも「男はそんなことすんな!」
と当たり散らしていたことを本当に申し訳
なく思いました。
"絶対に負けられない戦いはそこにはある"
を引き合いに出したら、
皆からドン引きされました。
「いや『絶対に負けられない』って
言ってるじゃないですか⁉︎
これって相当なこだわりですよね⁉︎
だから、みんな熱狂してこのキャッチ
コピーがヒットしたのですよね⁉︎」
と、私は熱弁したのですが
「誰もそんなCM覚えてないよ」
「健常者ってあんまり深く考えてないよ」
と言われ、今まで自分が信じてきたものは
なんだったのか、どれだけ勘違いして
生きてきたのかと愕然としました。
また、私のこだわりや思い込みのレベルは
仲間内の間でも特段ズレてしまっている
と認識できました。


