これ以上物が増えるのが怖くて、いつの間にか作りたい気持ちをセーブするようになってしまった気がする。どんな奇妙な物体でも、作った時点でそれは宝物になってしまうのだ。部屋が狭いのでこれ以上は、と思いつつ、その喜びを、どうにも忘れることができず悶々としている。
村田沙耶香さんの作品は、『コンビニ人間』以外はグロテスクなものばかりだ。
しかし、それも村田さんにとっては宝物なのだ。
これからも、宝物を増やしてほしい。
参考文献
[1] 村田沙耶香「宝物を作る喜び 今も」『村田沙耶香の回遊する日常』朝日新聞(2017年4月11日)
