日本語の特徴に 同音異義語という言葉の仲間がある。アメ→雨、飴、天、フル→震え 振る 降る、などなど、同じ音で 名詞も熟語 動詞などの単語の多い日本語には 音が重なる言葉が多くある。山川 今回のサイバーストーカーの言葉を聞きながら 音の同じ 意味の違う言葉が多いことに気がついた。日本語を駆使して 機転のあるとんちを使いこなしながら 作る最たるものとは 和歌である。三十一文字の中に 一つの言葉の掛詞を駆使し たくさんの想いを 入れ込んでいる 実に端的で 美しい言葉遊びの世界観である。百人一首という 選出された昔人の 言葉遊びの和歌には 古き良き時代の面影を 珠玉の掛詞を駆使した表現を用い 当時の風景や面影を偲ぶことができる。日本語に同音異義語が多くあるのは 三十一文字のリトルコスモスを演じるのに とても必要な言葉飾りといえよう。実に洒落っ気が見え 可愛らしく愉快である。

山川令瑚