一人で家にいるとき 動物の話題を盛り込んだ Instagramをよくみている。異種動物同士の助け合いが ほんとに心温まる。小虎に猫が ネズミを持っていて 飛び上がらんばかりの反応で 驚かしたりする。あまりにも 自然体の掛け合いのなかで 大きさも度量も 全て違う 異種動物達の 日々の暮らしが アップされるから あまりにも 動物同士の可笑しみ溢れた 絶妙な仕掛けとかに 小虎などの大動物が 驚いて ジタバタする。山川は 腹を抱えて 笑ってたりする。普通の色の虎のお母さんが 産まれたなかで 1頭の虎を 迫害している姿や 森のなかに残していったりする 薄情な場面も 映し出される。理由は 自分のわが子とは認められない 白いアルビノ種が生まれていて 毒親の母虎には 違和感しかないくらい 気持ちが悪くみえるらしく その子だけを虐めて 他の子供たちと共に 去っていくシーンが多い。山川の家は もともと 性格的にも 白人ぽい父と母であった。骨格も全て 父はロシア人のような面影のある人で 母の性格もまた 日本人離れしているような家で 土地に馴染まず いつも苦労をしていた。父は 開放的で とても大きい性格の人で みなに平等 リベラルを感じさせる そんな土地に合わないような 外国っぽい環境色の強い 我が家であった。山川 カルチェラタンの時も そこに通うマダム人たちからは 「あなたはリベラルな人ね」と 存在自体珍しがられた。その人たちも リベラルな感覚の人たちで うれしかったのだと思う。白いアルビノ種の性格は 父と同じで 毒親の母には 我が子として認められない 違和感が強くあったのかなと 今は思う。開放的で 大きな世界観のある父と2人のときは いつも楽しかった。闘病生活の母を 家に残して 父と 三重県の関宿にも行ったし 関西の方にも 二人旅行をしていたし 奈良にも京都にも金沢にも 出かけた。何もできない山川を 助けてくれるように 2人でよく出かけていた。父は 銀行の重鎮だったのもあり 仕事で忙しいが 役員になった頃 窓際族を過ぎ 他行に異動した時から 2人で旅行している姿が とても印象深い。闘病生活の母は 家でいつも寝ていて 私たちを旅行に行かせてくれた。三人の時も 山の貸別荘に 1週間くらい住まい 空気のよい場所で 季節外れの夏休みをとったりした、その頃には 母は 山川を否定することはなくなっていたが ずいぶん可愛らしく収まっていくのを わたしたちは 目の隅に入れて 柴を連れて散歩していた。Instagramの話に戻るが アルビノ種の虎も ボーガンで刺され 弱っていく多くの獣もまた その子供や 親が心配そうに 動物救助隊の人間に助けを求めて 家屋の外にやってきては 命を助けられる、そういう画像を見てると 異種動物でも 違和感なく リベラルに愛し愛され 生き抜いていくその様を見て 山川 自分を投影することがおおく 涙ぐむことがある。アルビノ種の性格の山川は どこにいても 人のなかに存在する時間が なかったというか 家でいつも 親を看病したりして 傍についていたから 人に甘える感覚を持たず 成長していたので 話すことも 病的な興味しかなかったから 一切馴染むことはなく 離れるようにしていた。愚痴を吐くのも嫌だし 家の話しかできない山川は 友人たちの漫画やアニメ 写真集や ドラマの話をする 知識が一切なかったため 遠目でしか 人を見ていられなかったのだ。孤独というより 重い荷物を 持たされていた 学生時代には 人との会話が難しく 馴染むきっかけを持たず 何を言われても リベラルの感覚が強すぎて 学生的な自己中心的な要素を持たず いつも不具合が生じていた。とっぽっかったのだと思う。人に対する目線が 常に 支える側の目線であったために 子供の性格を持っていないから 絵の世界で遊ぶことも 難しくしていたのだ。みんなと一緒に お互いの作業着のスモッグの背中に 落書きをしたり 映画の話 哲学などの本も 読み 話す機会がなく 普段 気忙しかったのもあり 同世代のなかには 生きられない不自由さを 持っていたのだ。彼らと 生活環境上の共通点の一切ない 全く 接点がない生活のなかで 同じように とっぽい彼らのなかにいても 混じわらない難しさがあった。爆弾級のストレスが 常に生じていたのだ。美術科は合っていたし 何の問題もなければ 普通に 学べた素敵な場所であったが 山川の家庭環境が災いして 自由になる意識を持てなかったのだ。アルビノ種の性格は ほかの人にも見られたが とかく山川は 自分という型がなかったために 不自由を強いられた。顔と表情は 堂々として見られやすく 笑顔も リベラル的な感覚も持ち得ていたために 学生のなかでは 違和感があったのだろう。異種動物間で ささえ合える 地球上において 今まさに今 山川を受け入れてくれる土壌に来ているのだと思う。アルビノ種が 親や仲間から 迫害される画像を見ていると 昔の自分を見ているような気がする。
山川令瑚