初めての旅 雪の紀伊半島縦走記 日置川の夕日 | まいどーおおきに 河内の樹々の独り言

1月2日 午前7時起床

朝食をすませて、駅前の観光センターに行き土産を買う。720円を20円まけてもらった。
残りは500円、急に懐がさみしく感じた。

午前9時串本発、串本の町はごちゃごちゃしていて道路標識が分かりにくい、方向音痴には辛い。
道を間違えたらしい、潮岬に向かって走っていた。元の所へ戻り出発のやり直しだ。

江住、見老津付近は釣りをしている人が多い。釣り人を横目で見ながらひたすら走る。
「危ないー 」、と叫んだが遅かった。

急カーブの下り坂、前から来た自動車をよけ損ねて、6メートル位下の海岸に落ちたと思ったが、自転車は木にぶら下がっている。木からひき降ろすのに時間がかかってしまった。

幸いにも怪我もない様子、少し腰を打っただけのようだ。
自転車を見てみるとハンドルがゆがみ、チェンカバーが曲がっている、これぐらいならすぐに直せそうだ。
タイツが破れ、手袋にはとげがいっぱい刺さっている。

しかしこれぐらいで済んだので幸いとしよう。

日置川町で食料品店に入り食料を買う。
お店の人と話す、どこから来たの?など何でもないような事なのになぜか心が熱くなってくる。
早く家に帰り母親の顔を見たい・・・

夕日が美しく、今思い出しても鮮明に蘇る。「きっといつの日にか 物語にしようと」

午後8時紀伊田辺到着。
何か自転車から異音が鳴り出した、雪道を走ったので回転部の油切れのようだ、自転車屋見つけ油をさしてもらう。ここから大阪まではずっと舗装してあるので安心だ。