4月2日、Sponichi Annex配信。
「吉村府知事 玉川徹氏“出禁”発言は『政治的主張』撤回、謝罪なし」・・・の報道。
2月、大阪府茨木で開かれた吉村府知事と横山英幸大阪市長の対談「維新タウンミーティングin茨木」で吉村府知事の発言が批判を浴びている。
日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長でもある吉村氏。一年後の大阪・関西万博会場に設置される約350億円の木製の大屋根(リング)を絶賛。思い入れが強かったのか、この大阪・関西万博に批判的だった「羽鳥モーニングショーの玉川徹氏」を”出禁”にすると発言。
横山英幸大阪市長も笑みを浮かべ、会場からも拍手がわき起こったという…4月2日FNNプライム報道。
吉村氏の発言が受けて身内の拍手。政治家の矜持もなく政治家になるだけで満足し頭は空っぽ。
あの自民党懇親会でのダンスショウに浮かれまくったオッサン含めた議員がダブって見える。
この自民党懇親会の当初の目的は「多様性の重要性を問おうとしたまじめな集まり」であったという。会の途中で政治家としての見識がもろくも崩れアホな、ジョークにもならない醜態をさらす。
吉村氏含め会場にいた維新の面々。万博に対する国民感情をどのように理解していたのだろうか?
万博は当時大阪市長だった橋本徹氏が官邸への働きかけで政府が誘致に動いた(4月2日のSponichi AnneX掲載)といわれている。国民に諮られることもなくいってみれば水面下で決定された事業といえる。国民の懐目当てに増税と能登の災害復興が重くのしかかっている現状に国民の理解が得られるはずがない。むしろ否定的意見のほうが多く、玉川発言と同じ考えを持つ多くの国民がいることに謙虚に向かい合うべきで、玉川氏個人の排除で済む問題ではない。
それにしても、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマ・・・とばく場がいのち輝く未来社会?・・・むしろ命すり減る社会につながらないことを願う。