3月19日、産経新聞配信。「国民民主・玉木代表、立民に政策協議迫る憲法、安保…一致がなければ「絵に描いた餅」の記事。

 以前から、繰り返し述べられている立憲民主に対する国民民主・玉木氏の持論。「次期衆院選での連携には、憲法や安全保障、エネルギーなどの基本政策の一致が不可欠」との認識から、連合に立民との政策協議などの環境を整えるために『後押しをいただきたい』、、、そうな。

 

後押し?

またぞろ、あの子供じみた共産党との連携についての〝連合チェック”を求めているのだとすれば、闊達な議論をベースにした大人のオープンな関係性など成り立たない。

あえて言うなら、あの連合の芳野会長の後押しを受けて納得できるような単純な政策協議って何なのだろう?

 

さらに、

政治家を前にして言うのも憚れるが、国の基本政策は国の重要な柱であることからそうそう簡単に政策の一致などあるものではない。むしろ一致に至るまでの過程、むしろ議論の過程において逡巡することが必要で、「一致」することでイケイケどんどんの戦争に突入した歴史、人間の愚かさを覚えているのだろうか?

 特に、安全保障の問題は明快な答えなどない。エネルギー問題もこの度の能登沖地震。地震の巣でもある日本列島の原発。特に強調したいのは、これらの問題は野党の一致でどうにかなるものでもない。

国民的な議論に続く理解と納得が必要である。

政治家は賢い・・・はもう通用しない・・・政治家は賢くもなくむしろ愚かだということが実証されたのではなかったか?

         ー*-*-*-*-

 

ここに2022年3月20日に書いたブログを再発信したいと思う。

連合との関係において野党としての立憲がより信頼される党として互いに成長することを期待してここにこのブログを再発信したいと思う。

 

もはや「連合」は参院選の障害物なのか? 2022年3月20日のブログより

3月19日、日刊ゲンダイDIGITAL配信。

「連合・芳野会長は取り込まれたか」・・・「自民・麻生副総裁との異例の会食に疑問の声が噴出」

 16日、麻生氏サイドから連合・芳野氏への会食のお誘い。2月にも自民党の小渕裕子衆院議員との会食。

この時は女性同士という気安さを強調していたことが思い出される。

 

この時期。ウクライナの状況が刻々変わる状況下で、自民・麻生副総裁と芳野会長との会食。よほど重大なこと?だと推測する。麻生氏は前回の衆院選で、立憲民主党を「立憲共産党」と名指し、得意げに安倍総理と同様にネトウヨ好みのヤジを連呼。氏は財務省の公文書改ざんのど真ん中にいた人間でもある。

 議論を縦軸に堂々と戦う事ができない政治家は、「こんな人には負けてはいられない」という都合の悪い人間を排除することでしか戦えない。長年続いているこの質の悪さにウンザリする。

 

共産党が大嫌いな芳野連合会長とは話が合うのかもしれない。

 

 

以下、政局もののドラマとして書き留めてみたが、限りなく現実味のあるストーリーなのが気がかりである。

 チャプター① 

A氏は、かねてより野党に所属していたT氏の頭の良さを買い、是非、野党として第一党の地位にまで持ち上げ、ゆくゆくは連立という立場で処遇する意向。まず自民党の長年の課題である改憲をT氏に任せ、その実力を見極める。A氏の目的は、野党の分断というところか?

 チャプター➁

野党と歴史的つながりがある労働組合の長であるY 氏。野心満々の女性。七面倒臭く時間もかかる労働者の低賃金の改善を従来なら野党と共に戦い抜くところであるが、野党を仲立ちとしたマドロコしい手続きより、直接与党に賃金を上げるように交渉。喫緊で見れば効率的と思える事も所詮は裏取引の落とし穴をこのY氏は気付いていない。政治の闇に騙され、挙句、野党の選挙戦略の手の内まで相手に漏らす。

 

この手のドラマは巷に溢れていて何ら新味がない。誰でもがすぐ想像できることで、この”誰でも想像できる”といった事が問題で、せめて、連合・芳野会長は大変な参院選を戦う野党の邪魔になる様な行動だけは慎んでほしい。

 

不安定要素が強い現在にあって、できれば野党第一党として政治家の健全な精神だけは保っていてほしいと願わずにいられない。